こんにちは。
勉強好きな子どもを育てる
HSCちゃん専属はるっち先生こと
中村千春です。
先日、繊細ちゃんの癇癪への対応を
知りたいというお母さまの、
学習オンライン相談を行いました^^
お話に夢中になり、
写真を撮り忘れてしまいました…

*イメージ写真です
ご相談のお子さんは、小学1年生の女の子。
繊細気質で真面目すぎて、学校の宿題に1時間かかってしまう。
学校で頑張ってるぶん、家での癇癪に困っててどのような関わりをしたらいいのか知りたい。
正しい関わり方がわかって、子どもに対して優しくなれたらいいなと思います。
学校で頑張ってるぶん、家での癇癪に困っててどのような関わりをしたらいいのか知りたい。
正しい関わり方がわかって、子どもに対して優しくなれたらいいなと思います。
とメッセージをいただきました♡
文章から、お母さまが一生懸命
対応されている様子が目に浮かびます。
ひらがなや漢字の書き取りで、
何度も何度も書き直す。
勢いよく消し過ぎて、
ノートがクシャクシャになり、
もうヤダ!
机に突っ伏してしまったり。
もう終わりにしていいんじゃないかと、
「キレイに書けてるよ^^」
と声をかけようものなら、
「書けてないもん!」
とわめいて、しまいに泣き出す…
私の対応が間違っていたの?
罪悪感から、ついつい大きな声で、
「泣かなくたっていいでしょ!」
と言ってしまって、
さらに子どもが大泣きしちゃった…
感情が爆発している子どもを前に、
よかれと思って行動したことが、
裏目に出てしまう…
どうしたらいいの?ってなりますよね。
そんな八方塞がりな状況を打開する、
「新しい関わり方のヒント」をご紹介します。
今日から試せる3つのステップで、
繊細ちゃんの心に寄り添う方法を見つけていきましょう。

ステップ1:嵐の中では「待つ」。でも「独りにはしない」
感情的になってしまったら、
落ち着くまで待ったほうがいいです!
これが、すべての始まりとなる大事な第一歩です。
ただし、ここで気をつけて欲しいのは、
「待つ」ことと「放置」することは違う
ということ。
繊細ちゃんは、一人で放っておかれること
にも寂しさや不安を感じます。
ただ離れて見ているのではなく、
何も言わずにそばに静かに寄り添い、
「あなたのことを見守っているよ」
という姿勢を示すことが大切です。

ステップ2:「BGM」のように気持ちを代弁してみる
お子さんの感情の波が
少しおだやかになってきたら、
次のステップに進みます。
ここでは、お子さんの気持ちを想像し、
まるでBGMのように
そっと声に出してみてください^^
字を上手く書けなくて、
悲しかったのかな?
もっと上手にかけるハズなのに!って、
くやしかったのかな?
この声かけの目的は、気持ちを正確に
言い当てることではありません。
大切なのは、
「あなたの気持ちを分かろうとしているよ」
という姿勢を示すことです。
親が代弁してあげることで、
子どもは自分の心の中にある
モヤモヤとした感情に名前がつき、
少しずつ整理できるようになるのです。
これは、感情をコントロールする力を
育むための、大切な第一歩なんですね。
もし気持ちに寄り添えていれば、
繊細ちゃんに何らかの反応が
あるかもしれません。
たとえ見当はずれだったとしても、
「そうじゃない!本当はね…」と、
お子さんが自分の気持ちを話し出す
きっかけになる可能性があります。
もし、うまくいかなかったら?
この声かけが、
もしお子さんの気持ちと違った場合、
「チーガーウー!!」などと、
さらに強く!!
感情が爆発するかもしれません。
それは、お子さんが
「そうじゃない!」と
必死に伝えようとしているサインです。
その際は、無理強いは禁物です。
すぐに声かけをやめて、
再びお子さんが落ち着くのを待ちましょう。
親自身も気持ちを切り替えるために、
お皿洗いなど、全く違うことを
始めてみるのもよい方法です。

ステップ3:嵐が去った後「本当の気持ち」を聞く
大切にしたいのは、
癇癪を今すぐ止めることではありません。
お子さんとの間に
確かな信頼関係を築くことです。
感情の嵐が完全に過ぎ去り、
お子さんが落ち着いてから、
おだやかな時間を見つけて
こうたずねてみましょう。
「あの時、どんな気持ちだったの?」。
この親子の会話が、
繊細ちゃんの心に大きな変化をもたらします。
気持ちをお母さんに聞いてもらえると、
とっても安心できるんですよね。
自分の感情が爆発してしまったことを、
後からでも、
お母さんが否定せずに受け止め、
理解しようとしてくれる。
この経験が、お子さんにとって
何よりの心の安定剤となり、
「わかってもらえた」という
深い安心感につながるのです。
このくり返しが、子ども自身の感情を育んでいくのです。

まず嵐が過ぎ去るのを「待ち」
子どもの心の声に「寄り添い(代弁し)」
安全な場所で「対話する」
この3つのステップは、癇癪への対応の
テクニックだけではありません。
繊細ちゃんの感情そのものに寄り添い、
安心感という土台を育むための、
関わり方へのシフトチェンジですよ♪













