映画「ベルリン・天使の詩」(1987) | mikinの勉強部屋

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ヴィム・ヴェンダース監督の「ベルリン・天使の詩」。はじめて見たのは、銀座の映画館。とても良い映画として印象に残っていました。見たのは1990年代のことです。
もう一度見たいと思っていましたが、最近TVで放映があったので録画して見ました。「Der Himmel über Berlin」というタイトルで、字幕はオランダ語でした。オランダ語とドイツ語はかなり似ているので、字幕を読んでいると、実際に流れてくる音と響きがあって、いい感じでした。しかし、ダイアローグは詩的なので、オランダ語でじっくり理解するには私の理解力が足りず、いまひとつ堪能はできませんでした。
こういう作品は、良質の日本語字幕があってこそ、十分に味わうことができるのだなと痛感しました。
この作品、映画というより、映像作品という雰囲気です。ベルリンの壁崩壊以前のベルリンの姿が映し出されています。国際的都市の一面を感じさせます。サーカスの踊り子はフランス語を話し、コロンボ刑事で有名なピーター・フォークは英語を話し、そしてライブハウスの観客の声は日本語を話します。
ベルリンの壁崩壊は1989年のことですから、この映画の製作の2,3年後に起こったのですね。
白黒の映像から、カラー映像に移り変わるとハッとします。色、臭い、味、手触り、音、痛み、こういう感覚は、生きているからこそ感じられるものです。あまりにも普通に得られているこれらの感覚の贅沢さを、それらを持たない天使という視点から見ることで再認識させられ、生きるということの豊かさを感じさせてくれます。
この映画のハリウッドリメイク版「シティ・オブ・エンジェル」もとても良い映画です。ニコラス・ケイジ主演で、ストーリーはとてもわかりやすくなっており、おすすめです。