完全工業簿記の特徴は、月次で原価計算期間が終了し、
各月で月末時点の棚卸資産(材料、仕掛品、製品)を正確に算定し、
確定するところにその本質の一部があります。
メーカーにおける棚卸資産を適時かつ正確に算定するのですね。
そもそも月次決算というのは経営管理上、もはや不可欠とも
いえるツールでありまして、今の変化が速い世の中で
年度決算しか行わないというのは、ほぼ目を閉じて全速力で
道路を走るに匹敵するくらい超アブナイ行為なのです。
各月の末時点でいちいち正確に棚卸資産を計算してられないよ!
なんて話になれば、試算表の勘定科目は「繰越材料」や「繰越仕掛品」や
「繰越製品」などとなるのが通常ですね。
「繰越~」がついていると、完全工業簿記にはなりません。
月中の生産活動を反映した原価の転がし計算をしていないことと
同義になります。
いずれにせよ、日商簿記2級の工業簿記や1級の工簿原計においては、
もっぱら「完全工業簿記」を前提とした出題がなされます。
この機会に、完全工業簿記の考え方と、その記帳の流れ、
さらには製造原価の各勘定が月末にはかならずゼロになるという
仕組みの背景をご理解いただけたら嬉しいです!
教科書では教えない工業簿記の本質的なお話、
お楽しみいただけたら幸いです。
柴山政行
柴山が公認会計士の受験生時代に気をつけていた
事の一つに、「朝一で計算練習をする!」と
いうのがありました。
大手専門学校では、早朝の答案練習会をどこでも
実施していたので、朝の計算練習の機会には
ことかかなかったのですね。
朝一番で計算練習をするメリットについて、
お話ししてみましたので、ご参考になさってみてください。
柴山政行
2級合格をゴールに設定すると、
どうしても意識が「2級合格を限界」と考えて、
脳みそがそれに合わせたエネルギーや集中力の
セーブをしようとします。
しかし、実際に将来受けるかどうかは別として、
1級の受験を意識して2級の学習テーマに取り組むだけでも、
目線が1級合格に行っていることから、
その時々の2級学習の集中力やエネルギーの使い方が、
非常に効率的かつ深掘りしやすい状態になります。
100メートルを走る時も、
100メートルの地点をゴールと考えるよりも、
その20メートルくらい先をゴールと考え、
100メートル地点を通過点くらいに考えた方が
ゴール直前で集中が緩むとかスピードが落ちるとか
いうことは避けられそうですね。
1級を意識して2級を学習すると、
あなたの能力的な限界値の天井を上げることが
できますよ!
リミッターを振り切るつもりで、がんばってみましょう!!
柴山政行
世間では、「三日坊主」に対する印象が悪いですね。
「せっかく始めたのに、また三日坊主なの?もう少し頑張って
続けてみなさい!」
みたいな感じで親御さんから怒られた経験をお持ちの方も
おおいことでしょう。
しかし、最初の数回のトライで、
長く続くような仕事や習い事にバシーッと出会えることなんて、
そうそうないですよ。
やっぱり、数を試してみて、「これだ!」というのに
行き当たるまでには、相当の挫折や失敗経験を通り抜けなければ…。
つまり、失敗と三日坊主は紙一重なんですね。
「青年よ!三日坊主を恐れるな!!チャレンジあるのみ!!!」
したがって、柴山家では、原則的に子供に対して、三日坊主を大いに
推奨??しています。
とりあえずやってみ?
この精神ですね。
柴山政行