日商簿記1級の学習を始めたばかりのころは、
合格後の楽しいイメージを持っていたりするので、
非常にモチベーションが高いですね。
しかし、第1章、第2章と勉強が進むにつれ、
2級とのギャップにとまどい、
だんだん日々の勉強が「夢のない」苦行といった
イメージに支配され始めます。
そうなると、途中つまずいたりしたときに、
「自分には向いていないかも…」などと、
ネガティブな気持ちになりがちです。
そんな状況ですこしでも体調がすぐれなかったり、
ちょっと忙しい時期がやってきたりすると、
ある日「まあ、今日ぐらいはいいか(笑)」みたいに
日々の学習を怠り始めます。
そうなると、気が付いたらあっという間に
1ヶ月、何もしていない自分がいた…(涙)
みたいな事態にもなりかねません。
これは、
いつのまにか日々の1級学習が「修行」になり、
先の見えない延々と続く「坂道を上る」という
背景イメージにとらわれている事にも原因があります。
そこで、いったん立ち止まって、
日々の1級学習のイメージ=舞台の背景を変えてみるといいでしょう。
1級学習は修行(坂道をえんえんと登る辛い作業)ではなく、
ゲーム(階段をトントンとステップアップするチャレンジ)と
考えてみるわけです。
取り組んでいる対象の舞台イメージを変えるだけでも、
日々の学習が辛い努力ではなく、楽しい敵キャラとの戦いに
変わるのですね。
私が公認会計士の受験生の頃も、
簿記の問題を敵キャラに見立てて、
「よし!資本連結の例題3つを3体の敵キャラとみなして
クリアーするぞ!」みたいな感覚で解いていました。
たったこれだけのマインドセットの変化だけでも、
毎日の学習と生活にメリハリがついて楽しくなります。
よかったら、試してみてくださいね!