税理士が無理なくコンサルするなら、「コーチ型・弱者のコンサル」一択がお勧めです | 会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

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コンサルティングといえば、大手のコンサルティング会社がやっているような、

3~5名程度のチームを組んで大企業の現状をリサーチし、

その分析結果や問題点をスマートにプレゼンする!

・・・みたいなクールなイメージがあるかもしれません。

 

 

あるいは、

銀行などの金融機関から紹介を受けて事業不振に陥っている企業の経営再建を支援する、

などのケースもありますね。

 

わたしは、

このような大手コンサルファームが行うような華やかなコンサルサービスを

「強者のコンサル」と呼んでいます。

 

しかし、

多くの個人業的な経営をしている会計事務所では、

資本も組織もそれほど大掛かりに準備することができないので、

一般的なイメージのコンサルティング(強者のコンサル)を行うことは困難です。

 

むしろ、社長の経営相談のカベ打ち相手として、

コーチング技術を活用しながら対話を重ね、

良質な質問を繰り返して社長ひいては会社の持つ隠れたリソースを引き出すのが

「弱者のコンサル」として、小資本かつ単独で行う身の丈のサービスなのですね。

 

会計事務所のサービスの一部として、

顧問契約の一環で経営者の話を聞くことがあると思いますが、

それを有償サービスに昇華させることができるならば、

立派な一つの独立した商品となりますね。

 

1件当たり月に10万円程度のフィーがいただけるならば、

10件集客することで月額100万円のカベを超える事例もあります。

 

VUCAとも呼ばれる不確実な現代にあって、

社長はいろいろと複雑化した経営環境の中で一人悩んでいます。

 

それが数億円の売上を上げ、

複数の社員の生活を支える立場であるならなおさらですね。

 

そのような社長をサポートする地味ですがやりがいのある仕事として、

対話をベースとした社長の経営相談相手としてのサービスに、

より一層スポットライトが当たることになるのではないかと思います。

 

一説によると、コーチングの市場規模は日本で300億円、

アメリカで1500億円(広義には1兆円という説も)という形で、

無視できない大きさですね。

 

日本では、私も認定資格を持っている「コーチ・エィ」の当期業績予測が

40億円近くの売上となっており、

コーチングを主要業務としながら上場する企業も出ています。

 

これからはますます経営環境が複雑・多様化してくるので、

中小企業のように経営幹部に十分な報酬や待遇を与えることができない環境下では、

社長の経営参謀を外部の専門家であるコーチやコンサルタントに依頼することは、

自然な流れとしてアリだと思います。