日商簿記1級の知識は、本社が経営管理を行うときや、
ファイナンスを考える場合などにも役に立つことがあります。
今回お届けする動画は、事業のバイアウトを想定した場合の
ごく簡単な計算例を使って企業価値評価について考えることを
テーマとしています。
伝統的な取得原価主義におけるバランスシート上の評価と
将来キャッシュフローを加味した企業価値算定の違いを、
この機会に理解していただけたら幸いです。
これからは、企業の本社機能がこういったファイナンス感覚を
高めていく必要があると思います。
中小企業でも、複数事業を営んでいる場合には、事業ごとに
将来キャッシュフロー予測に基づく事業価値の計算ができて
おいたほうが事業計画を作るときに役立ちますね。
経済が右肩上がりで一直線に成長する時代はとうに
終わっています。
事業ごとの採算を中小企業でもしっかりと
見極める必要性がますます高まっているように思います。