第162回日商簿記1級・会計学の第2問1.は
収益認識基準からの出題です。
具体的には、
取引価格を独立販売価格の割合に応じて配分し、
「契約負債」と「売上」の当期における計上額を
求めさせる問題です。
必要な知識としては、
1.収益認識基準の基本用語を知っているかどうか、
2.取引価格の配分ができるかどうか、
3.契約負債の額を正しく求められるかどうか、
の3点があげられます。
おそらく、今後はさらに収益認識に関する出題が
深掘りされる形で増えてくると思われますが、
当面は今回の問題のような基礎的な用語や処理に
ついてシンプルに問われる形式が多いと思われます。
したがいまして、まずは収益認識に関する会計ルールの
基本的な概念を正しく理解したうえで、
代表的な処理をシンプルな形でマスターしていくことが
肝要になります。
今後、会計実務の現場でも大きな影響を与える可能性が
あるテーマだけに、徐々に慣れていきたいですね。