第161回日商簿記1級の合格率は
10.1%でした。
ちょうど10人に一人が受かる計算です。
じっさい、今回の1級の問題を全体的に
見てみると、おおむね標準的な難易度の
範囲と考えて良いでしょう。
そんななかにあって、
会計学 第1問の理論は
比較的やさしい部類に入るものでした。
その他有価証券評価差額金の表示区分、
洗い替え法と差額補充法の違い、
金融商品の認識における修正受渡日基準、
売価還元原価法の定義の理解、
営業キャッシュ・フローの表示方法、
など。。。
特別な理論対策をせずとも、
講義のていねいな復習と
問題練習のプロセスにおける
解説の読み込みで十分に
満点(おそらく5点)が
確実にゲットできるないようだったんですね。
今回の出題例を分析するとともに、
今後の理論対策のあり方についても、
個人的な感想を述べさせていただきました。
日商簿記1級対策としての理論学習の
参考になれば幸いです。