純資産は、資産と負債の差額と定義されます。
なんとなくかわいそうな定義になってますが、
本来は主な項目である「資本」という概念は
会計上、ヒジョーに重要な意味を持っていますね。
差額概念による純資産の定義は上の通りです。
一方、こちらはあまり一般的ではないですが
たとえば連結会計ならば、加算法的に
純資産の意味を表現すると、
株主資本にその他の包括利益や非支配株主持分や
新株予約権などを加えたものが「純資産」となります。
純資産の意味は日商簿記3級からでも勉強しますが、
やや本格的になってくるのが2級からです。
学習者の一定数は、資産や負債とちがって
純資産の各項目に具体的な姿かたちがないため、
苦手イメージを持っているようです。
そこで、今回アップした動画では、
任意積立金の積み立てと配当の支払に関連して、
基本的な純資産項目の変動について一緒に
考える内容にしました。
実務でもそれなりに大事なところですので、
会計の基礎知識としてご参考になさってください。