フランスが現金決済上限引き下げで課税逃れ防止(日経13*2*21*6) | 会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

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今回は国際欄からの記事紹介です。

フランスは今月11日に、1000ユーロ以上の現金決済を禁止すると
発表しました。

それまでの上限は3000ユーロだったそうです。
対象はフランス国内の商店や小売店などが関わったケースで、
個人間の取引は対象外となります(そりゃそうでしょうね…)

その狙いは、証拠の残らない現金取引を使った脱税行為の防止です。

たとえば、飲食店その他のお店などで、
レジの記録を通さずに(あるいはレジを開けっぱなしで)
代金のやり取りを行えば、レシートなどの記録に残りませんから、
売上の除外がやりやすくなってしまいます。

なにもお店に限らず、それ以外の事業を営んでいる場合でも、
振り込みをせずに直接現金を受け渡しすれば、領収書でも
発行しない限り、そのやり取りの痕跡を後でたどるのが
非常に難しくなります。

悪質なケースになると、預金口座への振込を売上として
帳簿に記入し、現金の受け取りは懐へ…なんていうケース、
税理士の立場ではもちろん認められませんが、
ぜったいにないかというと、何百万もの企業があるわけですから、
なんともいえないところがあります。

そういった、預金記録を通さない現金決済の上限を
1000ユーロ(約12万5000円)に定める方向で、
動いているというお話です。

欧州各国でも、店頭などでの現金決済を制限することで、
税収アップ⇒財政健全化につながるのではないかと
見込まれている感じがします。

オランド仏政権は、2014年から付加価値税を
19.6%から20%に引き上げる計画です。

ここからは私の想像ですが、日本政府も
15%から20%くらいまでの消費税率引き上げを
将来的には目指しているのではないでしょうか。

そうなると、現金決済による税逃れのインセンティブ(誘因)
は確かによりいっそう働きやすくなるでしょうから、
今、フランスなど欧州で検討されている現金決済の上限引き下げ
については、将来の日本でも直面する問題と考えてもよさそうです。

「たくさん税金を払っている人にとって不公平となるから、
そのたくさん払っている人に合わせましょう」という発想ですよね。

あまのじゃくですが、
「だったら、払ってない人に合わせて、税金徴収負担を
軽くする方にしてもいいのでは?」と思う時があります。

少ない方に合わせる税の公平化もあると思うのですが。

税率を増やせば政府の歳入が上がって問題解決!とするのは、
いささか思考フローが硬直的ではないかなあと思います。

税収は景気要因や経済構造の要因でも変わってきますので、
税率アップの効果よりも景気後退や脱法行為の頻発・複雑化で
税収がかえってすくなくなるかもしれない、という発想が
あまり出てこないのが、これまでの流れといえそうです。

極端な話、(個人的な理想ですが)消費税率ゼロ%にしてみると、
あんがい全体としての税収はあがるかもしれないなあ、
なんて思っているのは私だけでしょうか(やっぱりそうかも)。

だって消費税率ゼロだった
1989年ごろまでの税収が六十兆円の規模だったのに、
以降、消費税率をアップしてそれ以上に税収が増えた事って
ないですもんねえ。
今では40兆円も怪しい感じです。

バブル前後という話をある程度考慮しても、
ちょっとどうかな…と思うところです。


もしも消費税ゼロ%の世界に戻れたら、
庶民としてはとてもうれしい柴山が
お伝えいたしました。