英語検定も、昔々は2級からいきなり1級という時代がありました。
そのとき、2級まではわりとすぐとれるのに、そこから
次のステップである1級が相当高い壁であるため、
これでは2級以上のスキルアップをしようとする人が
減ってしまうのではないか?という危機感が検定実施運営側には
あったのではと想像しています。
そして、準1級ができたと…
その真意はわかりませんが、
ようは、「2級と1級のレベルの差がおおきすぎるよ」
ということですね。
これに近い感覚は、日商簿記1級でもあります。
あるサイトによると、
英検1級の合格率は10%弱、
2級の合格率は25%前後とのことで、
そのあいだに合格率15%前後の準1級がある、みたいな
感じのようです。
日商簿記検定は、1級がだいたい10%前後、
2級が30%弱のイメージなので、
おおむね英検の2級と1級のギャップ感覚にちかいですね。
とするならば、合格率15-20%程度の
「日商簿記準1級」という資格を創設すれば、
もっと、上級レベルの簿記への橋渡しになりますし、
2級まで来た人のモチベーションアップにつながりますよね。
そこで、わたしがかんがえたのが、「日商簿記2級と1級の間の
レベル、すなわち仮想「準1級」の資格に相当するレベルの客観的な
指標」です。
具体的には、
柴山式1級講座でいうところの、1級の基本論点に関する重要問題、つまり
柴山式講座の例題(商簿会計156問と工簿原計95問、計250問程度)
につき、おおむね3回転以上して、全体の問題の7-8割程度がスムーズに
解けるだろう、という状態に、1級本試験の7掛け位のやさしい総合問題が
解ける、
みたいな感じです。
柴山式例題・計250問の7-8割マスター+やや易しい形式の総合問題
=日商簿記準1級!
こんな感じでどうでしょう。
もしもニーズがありそうならば、
1級の少し手前の総合問題ということで、柴山式・簿記準1級問題という
物を作ってみてもいいですね。
みなさんは、いかがお感じになりますでしょうか。
柴山政行