結論としては、「前年度の売上高の80%にまで減収しても、赤字にならない」
ということがわかりました。
つまり、「収支トントンの赤字回避をするためには、、何%減益まで許される
か?」という質問の答えなのですね。
もちろん、この数値は低ければ低いほど良いです。
そこで、新聞記事に戻りますと、
2009年どの損益分岐点比率は89.7%だったであろうと推測できます。
これが何を意味するかと言いますと、
「2009年の平均では、10%程度の減収で赤字スレスレという、
あまり実際の売上高に余裕がない状態だった」というわけです。
これが、2010年には83.3%と大幅に改善され、16.7%減収になっても、
なお赤字にならないぞ、というお話なのですね。
これは大きな変化ですよ~。
新聞によりますと、このような改善の大きな理由として、
金融危機後の設備投資抑制に伴う減価償却費の減少、
有利子負債の圧縮による支払利息の負担減少、
売上高に対する固定費の比率が2.2ポイント減少の25.4%など、
さまざまな企業努力が成果として表れた形になっています。
業種別で最も改善したのは石油で、71.8%と前期から41.2ポイントも
低下したのだそうです。
すごい変化の仕方ですね。
損益分岐点分析の平均値を年単位で比較してみると、そのときどきの
景気の変動にわりと連動しやすいです。
景気指標のひとつとしても使えますので、自社や取引先の
損益分岐点売上高や損益分岐点比率を出すなどして、比較検討
してみてはいかがでしょうか。
新しい発見があるかもしれません。