簿記検定に合格する5つのメリット | 会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

【朝4時起きの公認会計士】柴山が、これから会計について学びたい方、簿記検定3級2級1級の合格法に興味がある方、ニュースや会社の決算から会計知識を学びたい方のために、動画やメルマガなどを使って情報提供するブログです。

今、日商簿記検定への注目が非常に高まっています。
たとえば、他の有名なビジネス系のマンモス資格として、
英検と宅建がありますが、それらの過去4年間の受検者数の
推移を見てみます。

英検(日本英語検定協会・ホームページ)
2007…2,397,087人、2008…2,347,093人、2009…2,262,859人

宅建
2007…260,591人、2008…260,633人、2009…241,944人、
2010…228,214人

日商簿記検定
2007…618,136人、2008…634,802人、2009…700,343人、
2010…732,134人

日商簿記検定の受験者数の増加ぶりが顕著ですよね。

特に、2007年の61.8万人から2010年の73.2万人と、
わずか3年で10万人以上の急増です。

その背景には何があるか、というと…

「簿記検定合格の市場価値が高まっている」ことがあります。

◎市場価値が高まった理由はいくつか考えられます。
これらはすなわち、簿記検定合格者のメリットに転換できますね。

1.日本社会の成長神話がすでに崩壊している。
======================
成長している社会ならば、「計数感覚」を身につける必要はありません。
たとえば、年平均8%程度で社会全体が成長しているなら、
「他の人と同じ、平均的なこと」をやっていれば、自然と売上も
前年比で8%ずつ増えていくのですから。

「普通に働いて、自然と年収8%ずつアップ」

こんな夢みたいな時代が、今から20年くらい前にはあったのですね~。
やっと、この幻想が、もう望めない、という現実を一人ひとりが
はっきりと覚悟できたとも言えます。
だから、「数字を作る技術=簿記の知識」の需要が増えたといえます。

2.会計ルールが毎年のように変わる。これに対応する人材への需要
======================
1990年代までは、いったん決まった会計基準は、5年や10年は
変わらなかったものです。
しかし、2000年の会計ビッグバン以降、毎年のように大きな
会計基準の変更があります。
これだけ会計ルールが毎年のように脚光を浴びていると、
新しい会計知識を体系的にマスターしている人に対する、企業側の
需要はまちがいなく10年前より非常に高まっています。

3.売上至上主義から、利益率重視の経営コンセプトへの大規模変動
===============================
今の経営者の多くは、「売上のアップ」より、「利益率の向上」を
重視した経営を目指しています。
市場の拡大による売上アップが一層厳しい中、いかに
利益を残すために原価を管理し、より利益率が高い商品・事業を
見つけるか、が最重点課題のひとつなのです。

そんななか、管理会計をするためには、できれば日商2級の工業簿記の
知識を持っていると、管理会計の基本的な技術として非常に役に立つ
のですね。


4.簿記の知識・決算書を使えるビジネスマンが、より活躍できる。
================================
これからは、営業でも総務でも、「今の自分の仕事には、どれくらい
の費用がかかって、その結果、会社の利益にどれくらい貢献できるのか」
といった感覚の鋭さがいっそう要求されます。

それには、最低でも簿記3級レベルの知識が必要です。

じっさい、私が以前、ある企画で一緒に仕事をした伊藤忠商事の
20代・若手ビジネスマンは、「入社したら、みんな3級は取ってますよ」
と平然と言っていました。

やはり、簿記に対する理解があるので、すごく企画の進め方がシャープ
に感じられましたよ。

簿記3級でも、いちどはしっかりと勉強してマスターしておくことは、
経理以外でもかなり役に立つな~、と実感しました。


5.国際会計時代に、『会計がわかりません!』では通用しない?
==============================
これからは国際的に企業が活動する時代です。
日本語は外国人には通じないかもしれませんが、
「アカウンティング(会計)」の知識と数字は、外国人にも
通じます。
むしろ、簿記の技術を通じて得た数字を介してコミュニケーションを
取る場面が、今後はかなり増えてくるでしょう。
その方が、多くの場合、効率的です。
数字を使ったコミュニケーションが、今ほど役に立ち、求められて
入る時代はないですよね。


以上のような理由により、まずは簿記3級、次に簿記2級レベル
までの知識を一気に短期間で身につけてしまうことは、今後の
長いビジネス・キャリアを計画する上で、超強力な武器と
なるはずです。

簿記の知識を身に付けた後の、「年収アップ・評価アップ」につながる
会計知識の活用法は、本メルマガをはじめとして、柴山会計グループの
方で、いろいろな形で情報提供いたします。
ご安心ください!

今までまったく簿記に関心がなかった方は、まずは簿記3級から、
はじめてみませんか?



【柴山の独自情報サイトはこちらです】
http://bokikaikei.info/