■生鮮コーナー導入奏功 …」(日経新聞2012.7.7 企業総合面より)
上記の記事にもありますとおり、2012年3月から5月までの四半期(3ヵ月)業績が
いたって好調のようです。
身近なミニスーパーという、事業定義のマイナーチェンジが、
低成長下のマーケットに受けている、ということでしょうか。
50歳以上のシニア層の購買費率が5年前の2割から3割へと
上昇した、という調査結果もあり、顧客層シフトにあわせた
品ぞろえの柔軟な変化が、売上アップの大きなカギにもなりそうですね。
コンビニと言えばリーズナブルな料金で食事を手軽に賄えるという
イメージがありますが、同じ低価格の食事を提供している
牛丼チェーンの中には、逆に苦戦を強いられているところがあります。
同じ日の日経13面(企業財務欄)では、吉野家ホールディングスが
同期間で経常利益を54%も減少させています。
前年同期比で利益が半分以下に落ち込んだのですから、
これは大変厳しい状態です。
同じ庶民を対象にした手軽な食品を提供しているビジネスでも、
少し業態が変われば、これほど業績のトレンドに差が出るのですね。
牛丼とコンビニの食品は、ある意味業界をまたいだライバル関係に
あると言えそうです。
それだけ、業種の多様化、消費者のし好の多様化がすすんでいて、
消費が競合関係になる異業種のパターンが増えてきているのでしょう。
同業他社だけを見ていればいい、というわけではないのが現在における
経営戦略の特徴のひとつですね。
柴山政行