そこで、もう一つ、規模の大小に関係なく
応用しやすい儲かり具合のものさしとして、
「従業員一人当たり利益」があります。
営業利益を使って、確認してみましょう。
2011年3月期
営業利益54,052百万円/従業員数24,409人=221万円
2012年3月期
営業利益80,080百万円/従業員数24,348人=329万円
…うん。
「不況下」にしては、なかなかいい数字ですね。
悪くはないです。
従業員一人当たりの生産性は「上の中」
といったところで、柴山塾的には
400万円を10点としていますので、
約8点あたりと、優等生です。
飛びぬけていい会社は400万円を優に超えますので、
まだまだ上を目指せる、ということになりますね。
伸びしろはある思います。
ただ、以上の数値は、ROA6.51%の状況下なので、
もしも2013年3月期のROAが予想通り9%を超えてきた
場合、一人当たりの生産性が400万円を余裕で超えるなど、
もっと改善があるかもしれません。
このあたり、来年の本決算の数値が今から楽しみですね。
ROAと一人当たりの生産性の関係について、
今回はちょっと触れてみました。
柴山政行