Lesson-52 本の一冊も書けるぐらいじゃないとね
個人事務所を開業してから3年の間、大・中・小様々な規模の会社経営者の方々とお会いさせていただきました。その数、だいたい十数人くらいでしょうか。もちろん、その中には、新規契約を結ぶかどうかの相談でお会いした社長さんも何人かいらっしゃいます。
そんななか、あるとき、次のようなことを聞かれたことがありました。
「ところで、柴山先生は、どのような本をお書きになっているのですか?」
そのときはまだ、これといって書いた本がなかったため、なにやら言い訳めいたことをいろいろとしゃべった記憶があります。
そういえば、良い税理士の選び方について書かれていた本を読んだことがありますが、その中に、「その税理士先生の実力を見るのに、どんな本または論文を書いているのか、その内容を読んでみるといいでしょう」という旨の記述がありました。専門家の能力や得意分野を知るのに、このような視点があるのだなあ、と感心したものです。
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