話を年収に戻しますと、個人会計事務所を辞めたのが平成10年の春、個人事務所として独立開業したのが同じ年の7月です。
平成10年の収入と平成11年の収入が、たしか300万円くらいで非常に低かったと記憶しています。監査法人5年目と比べると半減ですね。これはきつかったです。
ただ、その後、コツコツと仕事をこなしているうちに、3年程度で1000万円近くの規模で監査・税務・コンサルティングの仕事を獲得できるようになっていました。同時に、受験生時代から簿記の講師をやっており、監査法人勤務時代にも実務補修所の講師をやっていたことから、専門学校での講師や本の出版などの事務所以外の収入でも1000万円近くの収入が得られるようになっていましたので、これらを合わせると、独立して3年が経った頃には、まったくの自宅開業で、コストはそれほどかからずに1800万円という年間収入を上げることができるようになりました。
このような自分の経験を考え併せると、自宅開業でも、ほとんどたいした営業活動をしなくても、年間1000万円くらいの監査・税務・コンサルティング売上は可能でした。そのほか、セミナー講師、原稿執筆、出版などでも1000万円程度の売上を得ることができます。やはり、公認会計士という看板のブランド価値はあなどれないな、と心の底から思いました。