「テーブルをきれいにする」ではなく、
「テーブルの左右に4回、布巾を動かす」のように、抽象的であいまいな
表現をさらに分解し、より共通理解しやすいプロセスに置き換えるのです。
柴山式簿記の理念は、ここにあります。
「難しく、抽象的になりそうな処理の話を、もう少し分解して、わかりやすい
思考プロセスに落とし込む」
こういった、「常に正しい手順を踏むことできる」ひとのことを、
「技術が高い」というのだと思います。
また、その技術を使う前提として、関連する用語の定義だとか、
その背後にある制度の趣旨などを知ることは、「知識の習得」になります。
技術を伝える、知識を教える、という2ステップをへたのち、教えることの
最終段階が、「その技術を使わせ、その身に定着させる」ことですね。
これが、「実地」の訓練です。
今日のまとめです。
教育の前段階=「教える」とは、
「技術(手順)」+「知識(前提」」+「実地(定着)」を
生徒に体験させる一連のプロセスだと、私は考えています。
このあたりは、いろいろなお考えがあると思うので、今回の私のお話は
一つの参考意見としていただいても、もちろん結構です。
ともあれ、「テーブルをきれいにする」式の教え方では、
それは教育の第一段階としては、不十分なのだな、といったイメージを
持っていただけたら幸いです。
柴山政行