【連載】数字が苦手でも会計士になれたユニーク学習法 34 | 会計知識、簿記3級・2級・1級を短期間でマスター【朝4時起き活動のススメ】

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Lesson-34 受験生から会計の専門家へ


 原稿の制度における公認会計士試験は、短答試験が5月または12月の年2回、そこで合格した人が受ける論文試験が年一回8月にあり、それらの激戦をくぐり抜けてきた合格者が、11月に発表されます。いいかえれば、11月の合格発表を境にして、それまで受験生だった者が、晴れて専門家の一員として認められることになるのです。


 ここで皆さんに考えていただきたいことがあります。

 「受験生と専門家の違いは何か?」

 合格証書の有る無しでしょうか?もちろん、そういう形の上での区別も大事でしょう。



しかし、最も本質的な違いは、「お金を払って知識を買う者」と「お金をもらって知識を売る者」の立場の違いなのです。


受験生は、合格するための知識を専門学校から提供される立場にあります。いいかえれば、専門学校から見て「お客様」になりますから、多少乱暴な表現を許していただけるなら、教室に座ってさえいれば、テキスト等の受験ノウハウが当然のように与えられます。



一方、公認会計士は、自分の持っている知識を提供して報酬を得るのが仕事です。専門家として「商売のネタとなる知識」は、人から与えられるのを待っているだけでは、いつまで経っても手にはいりません。誰も教えてはくれないのです。



もっと言うなら、クライアント(お客様)が「高い金を払っても欲しい!」と思えるような知識や情報を1つ手に入れるために、専門家は、自分の手足を使い、何十時間もの研究や工夫をしなければならないのです。



つまりは、「与えられた知識を要領よく消化する」のが受験生の努力目標なら、「お客様に売れる知識を追い求め・自分の商売道具とする」のが専門家の使命なのです。だから、私は、同じ「学ぶ」という行為であっても、受験生の立場なら「学習」といい、専門家の立場なら「研究」と、敢えて呼び分けています。


受験生から専門家になるということは、「学生」から「研究者」になることだと、私は考えています。