そんな私に一筋の光明を見出させてくれたのは、1冊の参考書でした。それは、白露社の「会社法講義」という問題集です。
私が一番気に入ったのは、とにかく「本が薄い」、「字が読みやすい」、「表現が分かりやすい」その3点です。
こうして見ていくと、私の受験対策上、「薄い本を数多く繰り返す」、というやり方は、科目を問わず、非常に有効的だということが、わかります。
どんな本でも、いったん読破すると、ある種の自信が湧いてくるんですね。案外、その自信が大事なのかもしれません。
白露社の「会社法講義」は、まず2回通読しました。そして、苦手な論点だけ、あと1回繰り返したのです。
このやり方が、みなさんに向いているかどうかわかりませんが、やはり演習形式の薄い問題集を読破することは、とても大きな相乗効果をもたらすと思います。
そして、この本をいちおう3回程度繰り返した後に、商法(今の会社法・企業法に相当)全体で、重要と思われる用語をノートに書き出し、「定義集」なるものを作ってみました。分量は、だいたい1ページ20個×10ページ=200ぐらいピックアップして、1ヶ月くらいの間、通学の電車の中で、覚えようとはせずに読み流しました。あとで考えると、この勉強は、論文式の答案作成に大いに役立ちました。よかったら、試してみてください。
以上が、私が受験生時代に工夫した勉強方法です。
読んでみてお分かりいただけたかと思いますが、どの科目も、決してはじめから順調に行っていたわけではなく、むしろ、いったんは挫折しかけた科目の方が多かったのです。あとは、「絶対に受かるんだ!」という執念と、「なんだ、分かってくると面白いじゃん!」という学ぶ快感を知ったことが、受験時代の私を支えていたのだと思います。
どんな合格者だって、みんな、「はじめは初心者」なのです。
一生懸命、創意工夫して楽しく努力すれば、必ず道は開けるはずです。
明るく、楽しく頑張ってください。