つぎに、この株を持っている間に、その投資先の会社がとても儲かった
ため、その利益の一部の3万円を、配当としてもらえることになった、
としましょう。
⇒ 問題はココからです。みなさんは、その会社まで、配当金を取りにい
かなければならないのでしょうか?住んでいるところが東京で、会社の
本社が遠い地方ならば、往復の電車賃だけで、配当金3万円がパーにな
ってしまい、とても効率が悪いですよね。
したがって、会社は、株主名簿にしたがって、株主であるみなさんの
自宅へ、郵送で「株式配当金領収証」という金券を送付するのです。
みなさんは、この株式配当金領収証という紙片を受け取ったら、銀行
や郵便局など、会社の指定する金融機関の窓口へ持参すれば、お金がも
らえます。おもしろいですね!
つまり、「株式配当金領収証」を受け取った時に、現金を受け取った、
と簿記上は解釈して、つぎのとおり仕訳をします。
(2) (借)現 金 3 (貸)受 取 配 当 金 3
総勘定元帳への転記は、次のようになります。
現 金
―――――――――――――――
(2) 3|(1) 100
|
有 価 証 券 受取配当金
――――――――――――――― ―――――――――――――
(1) 100| |(2) 3
| |
なお、日商3級レベルではあまり試験には出ませんが、応用論点として、
「利札」というものがあります。
これは、国債や社債といった「債券」(国・地方・会社が債券という証書
を発行して、世間の投資家から資金を集める形の借り入れ形態)を購入した
投資家は、その債券に付いている利札(金融機関で換金できる金券)が一定の
期日を経過した時に、「現金」勘定の増加および「受取利息」勘定というもうけ
の発生として、処理するものです。
ちょっと難しい論点なので、飛ばしてもかまいませんが、「興味あるゾ!」
という方は、市販の参考書で補足してもかまいませんよ☆彡
…つぎは、今回のテーマに関する練習問題です!