帳簿記録の役割は、財産の出入りの管理です。
その中で、取引相手との間で、「貸しがいくら」、「借りがいくら」
かを把握する「債権管理」「債務管理」が特に重要となります。
なにせ、権利や義務などは、実体がないのですから、いっそう、きちんと
記録しておく必要がありますよね。
そこで、昔々は、債権・債務の管理のために、勘定科目の頭に「大黒屋」
とか「越後屋」のように、商店名を用いたりしました。
- 債権・債務の管理帳簿 -
大 黒 屋 越 後 屋
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このように、取引の相手方の名前を勘定科目として使う場合、その
勘定科目を「人名勘定」といいます。
いまでも、得意先や仕入先との債権・債務の管理台帳で用いられます。
たとえば、「大黒屋に商品を納めて、代金をツケ(掛け)にした」様な
場合を考えてみましょう。
大黒屋に50万円の商品を納めて、代金をツケ(掛けといいます)に
したとします。ツケ(掛け)にするということは、一時、お金を
貸すことになります。つまり、「債権」の発生です。
債権という財産の増加は、左側に書きます。
なお、当社にとって債権が発生するということは、相手方の「大黒屋」が
「借り側」となることを意味します。英語では“Debit”または
“Debtor”といいます。略語は dr.)です。
→ 次は、実際の記入の仕方です。