新聞によると、武田ののれん償却代300億円の内訳は、次の通りです。
〇米ミレニアム…120億円
〇ナイコメッド…170億円
〇その他…………*10億円
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合計************300億円
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たとえば、これらを20年で均等償却していると仮定するならば、
もともとの取得原価は300億円×20年=6,000億円にものぼりますね。
これらを費用化するのと、まったく費用化しないのとでは、会社の業績に
あたえる影響が大きく異なります。
この点、武田薬品の立場としては、海外のIRFS適用企業がのれん償却費を
計上しないこととの関係で、業績表示上は不利な条件であった、と
認識していたのではないでしょうか。
これは、日本企業がひろく置かれている状況にもあてはまります。
M&Aを積極的に行っており、のれん計上が多額の会社は、同じような
悩みを抱えていることでしょう。
なお、新聞の見出しでは400億円が増益要因と出ていますので、
のこりの100億円アップは、記事の本文にもある通り、
減価償却方法の変更などが関係するようですね。
かなり会計学の論点が盛り込まれているこのテーマ、
今月の柴山塾で、取り上げてみようかと思っています。
※柴山塾とは? http://bokikaikei.net/2006/07/post_63.html