Lesson-02 とにかく独立したい!-公認会計士という資格との出会いー①
あれはまだ、世間がバブルで踊っていた昭和63年の春のことでした。
私は、埼玉大学という浦和にある地方大学の4年生になったばかりで、そろそろ卒業後の進路を考えなければならない時期に来ていたのです。
「俺は〇〇証券に応募しようと思っているんだけど、柴山はどうする?」
こんな話が、友人との間で日常ひんぱんに行われていました。
そんなおり、はじめの頃は、経済学科に所属していたこともあり、何となく金融関係の仕事に就こうと考えていました。ただ、いつまでも勤め人のままでいるつもりはなく、いずれは独立開業できる仕事をしたいと思っていたのです。
そこで最初に候補としたのは、税理士でした。
理由は簡単です。司法試験は合格率が2%ぐらいで、受かること自体が奇跡のように思えたことがひとつ、そして、もう少し合格率が高くて、なおかつ多少なりとも自分の専攻と関係のある経済関連の大型資格で知っていたのが税理士資格だけだった、というのがもう一つの理由です。
つまり、はじめは「公認会計士」という職業の存在すら知りませんでした。
→ 税理士から、会計士へと目標を変更したきっかけ