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ハンガリー音楽セミナー(海外講習会/ 短期留学/ヨーロッパ)受講生募集中!

ハンガリー音楽セミナー(海外ピアノ講習会/短期留学/ヨーロッパ)
7月31日〜8月6日

今日は引続き、モーツアルト:ソナタ作品331の2楽章です。

モーツアルト自身の標題に、MENUETTO~メヌエットとあります。
メヌエットは三拍子の優雅な古典の舞踏形式、大きくは2小節を一つの流れと
捉えます。この曲は4分の3。

この楽章、先生はおことばよりも演奏でお示しになっている箇所が多いです。
先生の演奏から、以下の訳よりも、言わんとすることを感じ取っていただけましたら
尚のこと幸いです。

動画は2楽章からに設定しましても、最初からになってしまいます。
始まり30:15からお聞きください
昨日と同じく、00:00は時間、大きな数字は小節番号です。










30:15 冒頭
1~2 1小節目の3拍目ミから次の小節ド#への繋がり。
   アーティキュレーション。ここは各1小節フレーズですが
   (気持ちは切れないで)2小節目のドへ。

30:40 
4、左手の和音ちゃんと出す。
そして小節5への滑らかなフレーズ。

31:00  
11, どんどん早くなっている、急がないで。
31:10  先生の演奏

31:37 繰り返しで冒頭へ。 
   先生の演奏~両手がしかっと一緒に鳴っている
31:55   小節9  ぱっとpに

32:00
27  左手3拍目強くならない。

19  繰返し~ 最初はf,そしてp ~crescそしてf そのあとは
 pと書いてありますが、subito p (ぱっとPに変わる)

28  左手は2分音符 2拍のあとは休符

33:16 
30   16分音符を焦らないで
33:50
40   トリルの入れ方、指番号。あたまのミは2の指が好ましい。
  この楽譜の指番号はちょっと・・・と校訂者を確認し、  
  お話なさっています。
  トリルの入れ方、16分音符四つ刻み~ミミミファ#で
  練習するとわかりやすい。

35:15
45    左手の意識をしっかり

33:45 繰返し
31   前の小節から小節31~主題に入るところの演奏

Trio 小節39から
36:45   ペダルが多すぎる。上の音を意識する。

37:10 先生の演奏 どちらの手で弾くか・・・を試し、
44  内声2拍目から レド#シラは指番号 5-4-5-4 
45         1拍目 ソ#は指番号3

Trio 繰返し後
58        オクターブのユニソン
       先生の演奏、音に厚みがありますね。
39:08   
76     2拍目から3拍目 レド#シラ 
         楽譜記載の指番号に異論があるご様子です。
  和音下から シ3レ5 、 ラ2ド#4、ソ1シ3、ファ#2ラ4

40:05  冒頭はp 58小節目からf 意識する
40:20  先生の演奏 音の重みがありますね。
   ユニゾンが縦割りにならないよう方向性があります。
41:05  
65 ~68   各小節 音の長さに気をつける
    65 は次の小節へ向かって 8分音符 
    66,67,68 は16分音符で次の小節へ

41:13   小節63 から   左手のバス 意識的に 
41:35   小節70                     同じく左手の和音

42:08    小節88   内声およびバスを意識する

^^^^^^^^^^^^

ヤンドー先生は殊の外、指の番号に留意なさる先生です。
いかに機能的か、尚且つ音楽的か~音楽を変に壊さないか。
しかしながら、それがたとえコンサートのすぐ前でも
色々と直されるのでちょっと困る~と、
ハンガリー人の生徒さん達からも時々お聞きします。

私自身も以前、もう明後日にはコンサートで弾く曲、
「先生、ちょっと今からでは変えられません・・・」と
言いましたら「for the future(今後のために)」と。
いやはや。正しいお言葉なのですが・・・参りました。



昨日のレッスンの日本語訳をお伝えします。
モーツアルト:ソナタ作品331 第一楽章

モーツアルトよりベートヴェンの方が難易度が高い~と考える観点もありますが、
それは音がより難解なだけで、音楽的にはどちらも同じです。
モーツアルトに見られる、無邪気さ、奔放さ、深刻さは、
邪気のない子供の心を想像して。
昔はみな子どもだった~そんなことを思い出して弾くのもいいかもしれませんね。


@基本のリズム:8分の6は、
3つの8分音符がひとつのグループ。
1小節がこのグループふたつで成りたっているのが特徴です。
安定感のある中でこのリズムを保持するのは非常にむつかしいです。
リズム
大きな数字は小節番号、0:00は動画の時間を示しています。


@主題 

0:18 冒頭~曲の構造をよく考える。
1~2     1小節をひとつのフレーズで(6拍をひとつの流れでとらえる)
3~4       2小節をひとつと捉えたフレーズ、長いフレーズ感で。
11                      sfはもっと重みを入れて。
1:50 主題最後の小節、音の解決、音楽が閉じるときのフレーズ感。

@変奏1

2:20                         左手、軽すぎずドライな音にならないで
8                               リズムが崩れないよう、絶えず ♪♪♪を気をつける
10                           右手の楽譜通りのニュアンス 波形
11~14                        sfやp を鮮明に
15                              左手の和声 意識する
17~18                      すぐに和音へ移動できるように

@変奏2 

4:28          楽譜にある指の番号があまり使いやすくない
6                  最後の拍 ミは指4
7          最初の拍 ラも4
5:10                                 基本にあるのは Gracioso グラチオーソ(優雅に)
          Con moto(動きをつけて) ではない。
5:19        いつも基本に戻る、冒頭・主題のテンポを思い出す
7:12
13                            音がドライすぎる、音質を考える
                          全体にトリルは音を少なく、ニュアンスをクリアに。

6:18                             左手短すぎる、きちっと音を入れる
9          同上  加えて、トリルはGisから

@変奏3 

8:45
4          4泊目のa-cis の音、もう少し重みを入れて響かせる
9:47
9          右手フレーズ ラ~ソ♯~ラ~ラ~ソ♯~ソ 
         下のラから上のラへ音楽的に歌う
10:03  
11                               左手の和音~上の音シド#レミファ 指番号としっかり弾くこと
12                      トリル、ちゃちゃと早く行かないで歌う
17                             1小節ひとつのフレーズで次の小節へ方向性があるように
11:15
18         左手 最後のフレーズ 意識的に

@変奏4 11:34

1~4
       P  で。小節5から Quasi Forte (Forte風に)前と違いをつける
           先生は別な版を使用、Quasi  Foete があった。
12:40
8         内声 ラミド#ミラを意識する~指番号は右手4-2-1-2-4
11         左手軽くなく sfpを意識する
12         和音に対する意識を入れる、もっと響かせて

@変奏5 14:30

1                                3泊目のファ#~ミ もっとニュアンスを大事に
5              fに気をつける、4拍目からのフレーズは次の小節へ向かう方向性をつける
7         Quasi Legato  和音の響きに意識を 4拍目からの右手ラの連なりは方向性を。
8  2回目(繰返し)5拍目からは、次の小節で何かが始まることの前兆を表現する。
20:48
13                 4拍目と5拍目の関係を注意深く。4拍目に対して5拍目はずっと抑える。
21:45
15       ペダルは少なめに。
     モーツアルトの時代、全くペダルがなかったことをよく考えること。
16         17小節に向かって休符はない、音楽が止まらないように。
          (日本語で)  ノーキュウフ! (休符なし)
18        2度目、最後はきちっと拍通りに。

@変奏6 24:37

冒頭、フレーズは2小節でひとつ、息を長く
11     左手の和音、ペダルは少なめに
22     左手の和音、ひとつずつ止まらないで方向性をつける。
26     音の解決のしかた、終始のときの弾き方、
33-34-35  (曲の最後まで)pやfを鮮明に弾き分けること。

29:30

最後に先生のおことば。 
アーティキュレーションがとてもむつかしい曲。
そして、リズム八分の6が簡単に崩れやすい。
一拍ずつに成りやすいが、大きな流れに気をつけて。
ときどき、日本語でのご注意が・・・びっくりしますね。







ヤンドー先生、音楽院でのレッスンの様子をお届けします。
先生のお許しをいただき、お弟子さんの藤原新治くんが
快く協力してくれました。

モーツアルト:ソナタ作品331 トルコ行進曲付き(ヘンレ版使用)



こちらのレッスン室。
かつてバルトークがお使いだった伝統の教室。
バルトークとシャンドール先生のお写真など、
以前は貴重な資料が掲げられていたのですが。
改築工事も終わりましたので。。。また少しずつ戻るといいですね。

モーツアルトのこのソナタ。
1楽章がすべて終わった 29:30 ~この曲のリズム:8分の6は、
安定した中で弾くのが非常にむつかしい、簡単に崩れやすい・・・と
おっしゃっています。
2楽章は30:20から。

先生が要所要所、お弾きになっていますので、
音楽は雄弁、わかりやすいと思いますが、
明日は日本語に起こしたものを掲載します。






















ある年のセミナーで、
リスト「二つの伝説」から、「波の上を歩くパウロの聖フランチェスコ」 
この曲を弾いた生徒さんがいらっしゃいました。

作曲家リスト、カロチャのご訪問のあと、
宗教心がますます深まる1861年~1863年、ローマ時代の作品です。
Liszt


生徒さんの呑み込みも早く、最後まで友好的なレッスン、
その本当に最後の最後。
ヤンドー先生が、この曲の終わりのカデンツ(終止形)は別なものがある、
ワイマールのリスト博物館でリスト自筆譜を写真に撮ってきているんだ、
次回のレッスンに持ってくるね、とおっしゃいました。

そして、次のレッスンで実際にデータを見せていただき、
先生が弾いて示してくださり、写譜をしました。
現存の楽譜より、もっとドラマティックでスケールの大きい終わりかたです。

その後ペーター版、ヘンレ版なども改めて調べましたが、
どれもブダペスト出版のものと一緒です。


生徒さんは次のレッスンまでこのカデンツをすっかりマスター,
先生にもお褒めのお言葉をいただきました。
ご本人いわく「今でも、一番思い出に残っているレッスンです!」
音楽家としての仕事と、一般職も同時に、日々頑張っている生徒さんです。




ヤンドー先生の演奏で「二つの伝説」
No1. 小鳥に説教をするアッシジの聖フランチェスコ
No2. 波の上を歩くパウロの聖フランチェスコ

カデンツは楽譜通りにお弾きになっています。

聖フランチェスコは中世イタリアにいらっしゃり
人々の心にすっと入る存在感のある方でした。
その上、動物や花たちとも心を通わせられたという逸話が残っています。



動画は2曲目からの設定にしますと、
何度試しても音が出なくなってしまいます。
どうぞ、1曲目「小鳥に説教をする~」からお聞きください。





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ブダペストのハンガリー国立オペラ座~劇場内部の様子です。

写真の通り、1階の平土間、並びにバルコニー席、
その上に2階分のバルコニー席、そして一番上4階は広いスペースで、
かなり高層から舞台を眺めることになりますので、格安のお値段。
総座席は1261。

各バルコニー席は、それぞれドア付きの~言って見れば小ぶりなお部屋。
各室に4人~7人ほどの座席と、コート掛けやちょっとしたスペースがあります。

opera

舞台に向かって左、ロイヤルボックス~貴賓席があります。
王妃エリジャベートのためのお席でした。





ウイーンのオペラ座で火災が起こったことを教訓に
バルコニーのドアは、それまでの内に開くタイプを外へ開くよう変わりました。
天井には絢爛豪華なシャンデリアが吊るしてあります。
とにかく、見とれるほど美しい建物です。
オペラ鑑賞の時間がない場合、せめて内部見学ツアー、
日本語ツアーもありますので、ぜひお勧めします♪


ハンガリーの誇り、ソプラノ歌手:エヴァ・マルトン
NYハープアンサンブルとの競演、ソロ「アベ・マリア」


2011年をもって引退しましたが、その後は精力的に後進のご指導へ。
2014年秋には、第1回国際エヴァ・マルトン声楽コンクールが
大盛況に終わりました。