生徒が望む人生を手に入れる多賀城の能力UPの学習塾 Study Gymの長山圭史です。
多賀城高校の志望者を指導していて不安に思うこと。
今年は生徒たちの受験について非常に不安を感じています。
その理由は、偏差値50台前半の子が受けていた受験先が軒並み難化しているためです。
ここ数年、高校入試の学校学科別合格ラインは2極分化(偏差値50台以上は上昇、40台以下は降下)しています。
たとえば・・・。

1.偏差値に表れてないが、多賀城高校が入りづらくなっている
(理由)
スーパーサイエンスハイスクール指定校になってから国公立大学の合格実績が向上。そのせいで、4~5年前は40名前後で推移したのが、2022は60名程度に増加。
それに伴い、仙台市内(高砂中・田子中・東仙台中-岩切中)からの受験数が増加。
2.就学支援金制度の認知度が上がり、多賀城クラスの生徒は、お勧めの併願先に入れなくなりつつある。

私が大学進学希望者にお勧めしている近隣の併願先は仙台育英(特進科)・東北学院(特別進学・総合進学)
・仙台育英(特進科)10年前は偏差値50程度でも合格⇒現在は55
※スライドした場合(英進科)に進むが、大学合格実績に良いイメージがない。
・東北学院(総合進学) 共学化前は偏差値53程度でも合格⇒現在(総合進学)で59
最近の私立高校の入試制度の変更について。
3.近年の私立高入試のトレンドとして、公立併願型推薦入試を実施する学校が増加
公立併願型推薦入試というのは、
合格したからと言って必ず入学しろということではありません。しかし、第一志望の公立高校に不合格だった場合、ウチに入学してください。
というものです。
私立では、このコースを作る学校が多数派になりました。これにより、宮城県の入試スケジュールは大きく変わります。
1月入試(併願自己推薦)⇒2月(私立一般入試)⇒3月(公立入試)
私立の人気校や人気学科は、1月入試である程度の数、良い生徒を確保できるため、2月入試の枠が減って、一般入試では、合格ライン上昇が予想されます。

3年前の高校入試に関する情報はもう古いです。
第一志望の公立高校に楽々合格できるだけの学力を身につけさせれば問題ありません。
しかし、ここ1・2年は周囲の状況は、私たちの予想を上回るレベルで変化しています。(今年の東北学院ショックのように)
最善を尽くし、最高の結果を出したとしても、思い通りに行かないことを想定しなければいけません。
新たなお勧め進学先情報を集めることも大切な事だと思います。
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