教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、いじめに関する記事です。
平成23年に大津市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した事件は、25年に施行された「いじめ防止対策推進法」成立のきっかけとなった。同法は小中高校と高等専門学校の対応として、道徳教育の充実や早期発見のための措置、相談体制の整備などを明示。しかし、同法の施行後もいじめを苦に児童生徒が自ら命を絶つケースが相次いでおり、現在は実効性を強めるための法改正に向けた動きが出ている。
同市の事件では、いじめを放置する形となった学校や市教育委員会の対応が問題視された。これを受け、いじめ防止法では、いじめを一定の関係にある他の児童や生徒の行為とし、「心理的または物理的な影響を与え、心身の苦痛を感じているもの」と定義。心身に深刻な危害が及んだり、長期欠席を余儀なくされたりするような事態を「重大事態」として、学校や自治体に調査と報告を義務付けているほか、警察への通報も促している。
それでも、いじめによる被害が後を絶たず、学校や教育委員会の隠蔽(いんぺい)体質が浮き彫りになるケースが続いている。今国会では、教員らに対し、いじめの疑いを把握しながら放置することを改めて禁止し、不適切な対応があれば懲戒処分対象にすることなどが盛り込まれた議員立法の「いじめ防止対策推進法改正案」が提出される見通しだ。
引用元:大津いじめ事件できっかけの「いじめ防止法」(2019.2.19)
「いじめによる被害が後を絶たず」について、いじめ自体が消え去らないのは、とても痛ましいことではありますが、子供たちの心の内面にも関わる問題だけに、そうそう簡単に解決できないのはしかたない部分もあるでしょう。
しかし、「学校や教育委員会の隠蔽(いんぺい)体質が浮き彫りになるケースが続いている」については論外ですよね。模範を示す・・・とまでは言わなくとも、せめて最低限の良心的な行動を取るべ学校や教育委員会が、隠蔽という、違法行為であると同時に、根本的に教育者としてどうなんだという情けない行為に走り続けているのは、どうしようもありません。道徳の教科化が話題になりましたが、よくこれで道徳を教えられるものです(苦笑)
こういう時、すぐに現場の教師が非難されますが、まず先に非難されるべきは、隠蔽を判断する上層部であり、教育委員会です。さらに言えば、隠蔽を生み出す仕組みを放置している文科省などもそうでしょう。・・・と言っても、そこを非難すると、責任逃れの意味でも場当たり的な対処をしようとするせいで、現場に様々な指示や業務命令が行き、結局は現場が苦しめられるということになるだけです。
懲戒処分をちらつかせてムチを用意するのも、いじめを見て見ぬふりする悪質な教員には必要ですが、頑張ってもいじめを解決できないで悩んでいる現場の先生は余計に追い詰められるだけですよね。本当に、制度疲労も甚だしいと言いますか、現場を分かっていない人が現場を動かそうとするから、余計に現場をかき乱されている気がしてなりません。
だからと言って、現場任せにして放置するのが良いとも思いませんから、まずは上の人たちがちゃんと現場を見て、同時に、現場を分かっている人を上に持ってきて、現実妥当性のある対策を講じるという、ごくごく当たり前のことをしていってもらいたいと願います。
ちなみに、同じいじめ事件に絡んで、損害賠償命令を命じる判決が出ました。
大津市で2011年10月、中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺したのは元同級生によるいじめが原因として、遺族が元同級生3人と保護者に計3800万円の損害賠償を求めた訴訟で、大津地裁(西岡繁靖裁判長)は19日、元同級生2人に約3700万円の賠償を命じる判決を言い渡した。
引用元:中2自殺、元同級生側に賠償命令 大津地裁「いじめが原因」(2019.2.19)
いくら払ってもらったところで、自殺した子供の命は返ってきませんが、今後の抑止力にはつながるのかもしれませんね。今も起きている悪質ないじめが、少しでも減ることを願います。
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