教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、全国学力テストに関する記事です。
全国学力テストの結果を教員の給与に反映させる方針を示している大阪市の吉村洋文市長は16日、来年のテストで全政令指定都市中最下位を脱することができなければ、自身の夏の賞与を全額返上すると明らかにした。
吉村市長は「教員らに対して結果に責任を負うよう求める以上、自身もそうあるべきだ」と述べた。学力向上の指導をする教育委員会の担当者にも責任を持ってもらうとして、教員と同様にテスト結果が給与に反映する制度の構築を検討するとした。
各学校の目標については一律に決めたいとしていたが、学校の実情や地域の特性なども考慮して個別に決める可能性にも言及した。
大阪市は小学6年と中学3年を対象とした全国学力テストで、2年連続で全政令指定都市中最下位。市長は改善に向けた制度改革を進めるとしており、詳細は市長と市教委などでつくる「総合教育会議」で本年度内に結論を出す予定。
引用元: 学テ結果最下位なら、来夏の賞与返上 大阪市長 (2018.8.16)
先進的な(?)政治家が教育に口を出し始めると、なぜか的はずれなことをするという新たな一例ですね(苦笑)
教員の給与を生徒の成績と連動させてインセンティブを働かせる仕組みは、効果が無いどころか、むしろ逆効果になることが、世界中の実践報告からもすでに明らかになっています。教育に興味のある人にとっては、有名すぎるくらいの話のはずですが・・・教育行政を動かす人が知らないのでは何ともはやです。
また、言い出しっぺの本人は、いくら下がっても別に構いませんが、教育委員会の担当者などにも強制するとなると、現場を知らない上のお偉い人たちから次々とわけの分からない指示が来る状態になるわけで、余計に現場が混乱する様子しか浮かびません。
それに、先生たちからすると、市長や教育委員会から何か指示が来たら、「あなたの賞与のために頑張れっていうのか?」という心境になっても不思議はないですし、同じく生徒からしても、先生から「勉強しろ」と言われても「自分の賞与のためでしょ・・・」と悪く取られてしまいかねません。
何ともずれているような気がしてならないのですが・・・果たしてどうなっていくのでしょうか。
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