優秀な兄と平凡だった弟、親孝行はどっち? | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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今日お届けするのは、子供の未来に関する記事です。

 Aさんは弟との2人兄弟。Aさんは学業優秀で、県下トップの県立高校に進学し、そこでも抜群の成績を残して、都内の名門私立大学に推薦で入学した。Aさんは文武両道を貫き、高校時代には部活でインターハイにも出場。両親にとってまさに自慢の息子だった。
 Aさんはその後も順調に“表通り”を歩き続けた。成人式では、新成人代表としてスピーチを行い、大学卒業後は不動産関係の会社に就職。その後、2度転職を重ね、現在は名前を知らない人はいない超一流企業でバリバリと働いている。一方の弟は高校卒業後、両親のコネをフルに活用して地元のメーカーに就職。工場勤務で日夜汗を流している。
 20代後半までは、Aさんが帰省すると両親は大喜びし、周囲にもAさんのことを自慢していたようだった。しかし弟が結婚したことで、徐々にパワーバランスが変わり始める。Aさんが語る。
 「弟の結婚式に出た時に、『弟が先に結婚するなんて…』と、人生で初めて父親に批判めいたことを言われたんです。ただ、弟は24歳で結婚して、当時自分は27歳。田舎ではともかく、東京の自分の周りで27歳で結婚するのはかなり早い方だったので、その時は『田舎と東京は違うから』と言い返したんです」
 しかしその後、Aさんは仕事が充実し、転職をしたことなどもあって、40歳の今に至るまで結婚していない。弟には、すでに3人の子どもがいる。
 そんなAさんが昨年末に帰省すると、Aさんは兄弟のポジションが完全に“逆転”していることに気付かされたという。
 「実家に帰ると、両親は私が乗る列車を確認して、必ず最寄り駅まで迎えに来てくれたのですが、今回はそれがなく、こたつに入ったまま『あー、お帰り』というだけだったんです。その時は、『両親も年をとったから仕方ない』と思ったのですが、その後も全然私に話題がふられることはなく、話題はもっぱら孫のことでした。そこでふと気がついたんです。弟と自分と、結局どちらが親孝行なのか、そして“勝ち組”なのかと。
 多分、私の収入は弟の倍以上あると思います。けれども、住まいは賃貸で車もなく、家族もいません。正直、貯金もあまりありません。弟は、10年ほど前に一軒家を買っていて、車も2台あります。
 私は毎日、通勤ラッシュに揉まれて1時間近くかけて会社に通っていますが、弟の通勤時間は車で15分程度。私は毎日12時間近く会社にいて、平日に夕飯を自宅で食べることはありませんが、弟は毎晩自宅で家族と晩御飯を食べています。
 私は週末は2週に1回は出勤、そうでない時は、土曜は昼過ぎまで寝ていて、その後もテレビやインターネットを見てゴロゴロ。日曜も映画に行くぐらいです。一方、弟は3人の子どもとキャッチボールをしたり、釣りをしたり、ショッピングセンターに行ったりしています。
 弟は、私の『東京ドームのイエローモンキーのコンサートに行った』『渋谷で○○(有名アイドル)を見た』といった話に、『いいなぁ~、東京は』『やっぱり東京で働いてる兄貴はすげぇなー』と言ってくれるのですが、私から見れば、弟の生活が羨ましくて仕方ありません。
 ただ皮肉なことに、弟はAさんのことを大変自慢に思っており、子どもたちに「兄貴みたいに勉強して、東京の大学に行け」と言っているそうだ。


引用元:親孝行はどっち? (2018.1.16)

 こういう記事を見ると、何が本当に子供や家族にとっての幸せなのかを、改めて考えさせられます。
 もちろん、これはかなり誇張されていますから、そのまま鵜呑みにするのは考えものです。実際には、兄も優秀なら弟も優秀(またはどちらもその逆)というケースも多いですし、外に出たほうが面倒見が良くて、家に残ったほうは迷惑をかけっぱなしというケースもいくらでもあります。
 ただ、都会や海外の良い大学・良い会社に進むことになると、収入が増える代わりに支出も増えがちですし、生活が便利で華やかになる代わりに精神的・時間的な余裕は失いがちです。どんな選択肢にも、得られるものがあれば、失うものもあるわけで、全てが揃うバラ色の道などそうそうありはしません。
 そして、都会に移る子と地元に残る子、海外に出る子と国内にとどまる子、(精神的にではなく物理的な意味で)親元を遠く離れる子と親元に残る子、どちらが親孝行で、どちらが子供自身にとって本当に幸せな人生なのかは、一概には言えません。
 ただ、上の例では「都会と地元」の対比になっていますが、突き詰めれば、住むところの違いではなく、それぞれの子供たちの生き方(生き様)の違いと言えます。都会に行っても、私生活を充実させたり、家族を気にかけたりといった生き方もできますし、地元に残っても、私生活が満たされず、家族も気にかけない生き方になり得ます。
 収入が多かろうと少なかろうと、勉強ができようとできなかろうと、それぞれに見合った範囲で、幸せに生きることが可能です。反対に、どれだけ良い成績を取り、良い大学に進み、良い会社に入っても、幸せな人生になるとは限りません。
 もちろん学校の勉強も大切ですが、それ以上に「幸せに生きる力」を育ててあげることが、子供の未来の人生だけでなく、共に生きていく家族にとっても大きなプラスになることを、日々の子供たちとの関わりの中でも忘れないようにしたいですね。




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