今日お届けするのは、バリアフリーに関する記事です。
聴覚障害者が手話で通話できる公衆電話ボックス「手話フォン」が4日、茨城県つくば市天久保の筑波技術大に設置された。
手話フォンは、テレビ電話に映る手話通訳のオペレーターを介して相手と会話できる仕組み。大学会館1階に設置され、午前8時から午後9時まで無料で利用できる。
この日行われたデモンストレーションでは、聴覚障害がある大学院生3人が美容室や歯科医院の予約、友人のバースデーケーキの注文を行った。
歯科医院の予約では、歯の痛みを手話で訴えた。インターネット予約の文字でなく、手話を使うことで、より微妙なニュアンスを伝えることができるという。
同大は、全国で唯一の視覚、聴覚障害者のための国立大学で、学生の多くが学内の寮に住んでいるため、学生たちの利便性が高まることが期待される。同大では地域の聴覚障害者にも使用してもらう考えだ。
引用元:手話で通話できる公衆電話ボックス、大学に設置 (2017.12.5)
素晴らしい試みですね。普通に、手話を使える人向けのテレビ電話のようなものかと思ったら、手話通訳のオペレーターを介するというのは驚きです。しかも無料とは、いったいどういう仕組みなのでしょうか。
調べてみると、こういったサービスを電話リレーサービスと呼ぶそうで、海外では公的なサービスとして無料で利用できる仕組みが広がっているようです。しかし、日本では国や通信会社の協力もなく、ほとんど広がりませんでした。
そこで、日本財団がモデルプロジェクトとして、全日本ろうあ連盟 や複数の電話リレーサービス事業者 を巻き込んで、通話料・通信料は利用者負担、通訳料を財団が負担する形で、定期的に利用者を募りながら、各事業者に委託をするという仕組みを作ったそうです。2017年7月以降は新システムが機能しており、かなり便利に使えるようになってきているようですね。こういった背景があるからこその、手話で通話できる公衆電話ボックスへとつながっていったということが分かります。
なお、今回の手話フォンは、国際障害者デーの12月3日に、羽田空港にも設置されたそうです。オリンピックに向けて全国の空港にも設置が進むようで、他の公共施設にもどんどん広がっていくと良いですね。
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