今日お届けするのは、国語に関する世論調査に関する記事です。
「存亡の危機」が、「存続するか滅亡するかの重大な局面」の言い方として定着していることが、文化庁が21日発表した平成28年度「国語に関する世論調査」で分かった。本来の慣用句の「存亡の機」とどちらを使うかの問いに正しく答えた人は6.6%。「存亡の危機」は83.0%に上り、文化庁では「誤用といえる段階ではない」とする。
調査は29年2~3月、16歳以上の男女3566人に個別面接で行われ有効回収率56.5%。慣用句の言い方や意味は毎年尋ねるが、「存亡の機」は初めて。
引用元:本来の「存亡の機」を使う人は6.6%にとどまる (2017.9.21)
毎年おなじみの調査から、正しい日本語に関する話題です。
「存亡の機」が「存続するか滅亡するかの重大な局面(=機)」で、「存続の危機」が「物事が消滅あるいは死滅してしまう寸前であるさま」ですね。存亡=存続するか滅亡するかの間のことですから、その状態が「危機的」だというニュアンスで定着しつつあるということでしょうか。ただ、これは誤用がどうと言うより、この言葉自体があまり使われなくなっている気がします(笑)
他には「卑劣なやり方で、失敗させられること」の意味の慣用句を、「○足をすくわれる」を「×足元をすくわれる」とする間違いも紹介されています。足をすくい上げることはできても、足元(=立っている足の下。地面)をすくい上げることは物理的にできない・・・ということですが、最近は「足元のおしゃれ(=靴や靴下)」という表現も目にするなど、「足元=足の一番下のほう」というニュアンスで定着しつつあるのでしょうね。
後は「知恵熱」は、もともと「乳幼児期に突然起こることのある発熱」のことで、「深く考えたり頭を使ったりした後の発熱」は誤用とのことです。しかし、知恵熱=乳幼児期の知恵がつく頃に出る熱として呼ばれるようになったという理由が有力ですが、そもそも知恵熱という病名が存在せず、知恵がつく頃という定義自体も何やら曖昧で、出自の時点で造語のようなところがあって、むしろ、知恵を使った時の熱とするほうが納得感があるような気がしなくもありません(笑)
また、5つの新しい表現「目が点になる」「心が折れる」「背筋が凍る」「毒を吐く」「あさっての方を向く」の使用状況も調査したそうです。順に、46.4%、43.3%、38.0%、28.9%、28.3%で浸透していたようです。個人的にはどれも普通に使うため、特に新しい表現という気がしませんが、知らない人からすれば「誤用」と大して変わらない表現と感じてもおかしくなさそうです。
なお、「使うことがある」と答えた割合のピークを年代別に分析したところ、「心が折れる」が20代、「目が点になる」が50代、「毒を吐く」が30代になったそうで、その時期に流行ったドラマや映画や小説やアニメなどといったものが影響している可能性も大いにありそうなのは面白いところですね。
自分自身、知らずに誤用している表現もありますから、こうやって話題として定期的に取り上げられるのは良いなと思います。また来年も楽しみにしています。
◆ ご利用方法 ◆
【 メールで学ぶ 】
「楠木塾 メール会員のご案内」
メールセミナーや教育相談 など各種無料特典が満載です。
匿名でお気軽にご利用くださいませ。
~無料メールセミナーの例~
◇ 反抗期の対応法 ~中学生の親の心得~
◇ 成績アップの扉を開くミニセミナー
※配信セミナーは時期により異なります。
【 ブログで学ぶ 】
「ブログの歩き方」
重要記事を手軽に学べるブログ内ツアー や、
過去の人気記事ランキング をご用意しています。
疑問の点は、よくあるご質問 をご覧くださいませ。
「楠木塾 メール会員のご案内」
メールセミナーや教育相談 など各種無料特典が満載です。
匿名でお気軽にご利用くださいませ。
~無料メールセミナーの例~
◇ 反抗期の対応法 ~中学生の親の心得~
◇ 成績アップの扉を開くミニセミナー
※配信セミナーは時期により異なります。
【 ブログで学ぶ 】
「ブログの歩き方」
重要記事を手軽に学べるブログ内ツアー や、
過去の人気記事ランキング をご用意しています。
疑問の点は、よくあるご質問 をご覧くださいませ。