今日お届けするのは、インターネット教育に関する記事です。
情報教育を担当している教諭の抱える不安も見えてきました。調査時点で「情報教育」を担当している教諭276名に対し、「授業を行うにあたり、自信を持って授業を行えているか」を聞いたところ、「自信を持って教えられている」と回答した教諭はわずか38.4%という結果となりました。これは、「情報教育」が中学校では技術・家庭科の一科目、高校では「情報科」として必修教科となっているにもかかわらず、専任ではない教諭が担当することが多く、前述の通り情報教育の教材が不足していることが一つの要因だと考えられます。
引用元:教諭の4割弱から「情報教育」の教材不足の声 (2017.6.20)
てっきり、広く一般の先生たちを対象にした調査結果かと思ったのですが、なんと実際に情報教育の授業を担当している先生たちを対象にした調査結果だそうです。少人数を対象に一企業が行ったアンケート結果だけに、多少のポジショントークを含むことを踏まえても、あまりの数字の低さに驚きです。
いくら学校の先生の質が低下したと言っても、さすがに担当教科に関しての最低限の教科知識くらいは、採用試験の段階でチェックされています。ただ、情報教育については、専任ではない先生が担当することがあるため、専門知識も不足してしまうわけですが・・・さすらにこの数字の低さはひどすぎます。
ついでに最近では、団塊世代の大量退職、少子化による教職希望者の減少、さらに教職の不人気化とが重なるなど、採用倍率が低下しすぎて、チェックされているはずの教科知識さえ怪しい先生が採用されているのが問題になっています。同じアンケートの中でも、教諭の5.6%がメールアドレスやWebサイトのURLを構成する「ドメイン名は授業で教えていない」と回答し、18.5%は「インターネットの仕組みを教えていない」とも回答しています。要は「知らないことは教えられない」のでしょう。ついでに生徒の側も「http://とhttps://の違いを知っていますか?」に対して、76.8%が「分からない」と答えているあたり、授業がまともに機能していないことが見て取れます。
情報教育やインターネットリテラシーの重要性が叫ばれている一方で、肝心の教える側のリテラシーが低すぎて全く追いついていないという、何とも困った矛盾が浮かび上がってきますね。
なお、同じサイト内に、インターネットの仕組みをマンガで学べる小冊子 があります。小中学生向けのごくごく基本的な内容ですが、気になる方はどうぞ。
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