顔も見たくない、親でも子でもない、死んでしまえ | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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 pirop様から、メールセミナー「反抗期の対応法」のご感想をお寄せいただきました。
 大切にお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
 



先生のセミナーを受けて、徐々にですが、自分を変えることができているように思います。
私達両親は、娘を愛するあまり、心配し過ぎ、過干渉で、勉強面も生活面も支配していました。

ある時、娘の本音を知る機会があり(それを娘は知りませんが)娘の心の叫びなんだと、深く深く反省させられました。
成績も1年生から常に420点以上はとっていたものが、2年生終わり頃から徐々に下がり、今は模試で270点というところまで落ちました。

悪い点だけに着目し、やる気を削いでしまい、自信も失わせてしまいました。塾で勉強する以外には全く勉強をしていないようです。私達両親で話し合い、少し見守ろう、尊重しようと考えたのですが、果たしてこのやり方をしていいものか、いきなり在り方を変えてもいいものかと自信がなく、色々ネットで調べていたところ、こちらのセミナーを見つけました。

まさに!まさに今我が家で起こっていることそのものでした。自分に置き換えることもでき、そして、見守り尊重すると決めたことは間違いじゃないとわかり、ようやく前に進むことができました。ほんの少し前までは、お互いになんでも包み隠さず話してきました。そんな娘に「顔も見たくない、親でも子でもない、死んでしまえ」とまで思わせてしまったこと。全ては私達親の過度な期待と過干渉によるものだとわかりました。

娘には手紙を書き、簡単に言うと、「今まであなたを苦しめてごめんね。これからはあなたを尊重し、信じて任せる。どうしても困った時は、必ず助けるよ」と言う内容で渡しました。そこから、徐々に娘もなんでも話してくるようになり、顔つきも穏やかになってきました。ただ、先生のおっしゃるとおり、勉強はまだやる気が出ないようです。テスト前の休日でも2、3時間机に向かう程度で、内容は1時間あるかないかだと思います。私達親はやはり、気が気でなくイライラしますが、頑張って任せています。昨日も自分から「わかっててもやる気が出ない、マジメにやってると思われるのがカッコ悪い、あー!どうすればいいんだろう!イライラする!」と言っていました。塾の先生にもこういう事情で、勉強に口を出さないことにした、とお話しし、協力を仰いだのですが、生徒にいい顔をし、親にもいい顔しで、なかなか子供にビシッと言わない先生で。成績が下がっても「なにやってんだよ~(笑)」と子供と一緒になって笑い話している感じです。ご本人は面談の時「これからビシバシ行きます!塾に行きたくないと言うかもしれませんがお願いしますね」とはおっしゃってくれるのですが…娘に様子を聞くと「先生全然怒らないし、点数悪くても、自分次第だからって言う」と。他人に多くの期待をしてもダメなのはわかっていますが、こちらは勉強のことに口出しできない分、どうしても先生を頼ってしまっています。
また電話して様子を話してみようとは思っていますが。

色々ありすぎて長文で申し訳ありません。
支離滅裂になってしまっているかもしれません。
でも、本当に先生のセミナーにはただただ感謝でいっぱいです。
落ちるところまで落ち込んでいたところに、本当に救いの手でした。
イライラしたとき必ず読み返し、心を落ち着けています。
これからも娘の為に、穏やかに見守っていきたいと思います。

 

 



 ほんの少し前まで、お互いになんでも包み隠さず話せていた関係が、急激に悪いほうへと変化してしまったことは、親として本当につらかったと思います。
 そういった状況に直面すると、どう進めば良いのか迷ってしまい、余計に悪化するほうへと進んでしまうご家庭も少なくありません。そんな中、ご両親で話し合い、正しい方向性を出しておられたのは素晴らしいですね。
 もちろん、今までの関わり方から変化させることに不安はあったかと思いますが、メールセミナーをヒントにしていただきつつ、実際に改善に向かわれたのは本当に良かったですね。心を込めた手紙を書かれたこと、また、それによってお子さんの良い変化を引き出したのは、お見事だったと思います。

 さて、こういった大きな悪い変化が起こる時には、ご家庭内だけに問題があるとは限りません。もちろん、ご家庭内でも改善すべきことがあるのは事実ですが、学校や塾や友達やその他様々なものが要因となっている部分も少なからずあるものです。そしてまさに今回は、塾に大きな問題があるケースだと思います。
 問題点は書き出すときりが無くなりそうですが、とりあえずこの一点だけ見ても異常なことが分かると思います。

>面談の時「これからビシバシ行きます!塾に行きたくないと言うかもしれませんがお願いしますね」とはおっしゃってくれるのですが…娘に様子を聞くと「先生全然怒らないし、点数悪くても、自分次第だからって言う」と。

 「スパルタ式が良いのか? それとも、本人に任せたほうが良いのか?」といった、よくある議論が思い浮かぶかもしれませんが、問題はそこではありません。何が問題かと言えば、この状態を端的に言うと・・・単純に「ウソをついている」わけですよね?

 親が望む指導と、生徒に必要な指導がいつも一致するとは限りませんから、時には生徒のために嘘をついて、親から守ってやることも必要です。しかし、お子さんの言葉を聞く限り、明らかに生徒のほうでも「もっと指導してほしい」という思いが透けて見えますよね。つまり、今回は親も子も両方ともがそれを求めているわけです。それなのに、必要な指導をするどころか、「自分次第だから」と言って突き放す(見捨てる)のは、プロとしてはあり得ません。
 もちろん、塾に多くを期待しすぎるのはいけませんが、相手はプロとして、それなりに高額な授業料をいただいて教えるわけですから、一定水準以上の指導はして当然です。それに、状況的に見て、「勉強のことは先生を頼る」というスタンスは間違いでは無いわけで、それを実現するためにも塾の指導は不可欠です。

 以上を踏まえると、おそらく今の塾は指導力が低いのだと思いますが、仮にそうでなくとも、生徒や家庭に合っていないと言えるでしょう。できれば今のところはさっさと見限って、こうした事情を踏まえた上で、それに合わせた指導をしてくれるところを探してみてくださいね。
 

 なお、すぐに塾を変えたとしても、そこが力のある塾で無ければ、すぐに成績が上がるようなことはなかなか起こらないでしょう。しかし少なくとも、親が子供にうるさいことを言わなくて済む程度に、必要な指導をきちんとしてくれる塾は、探せばちゃんと見つかるはずです。
 とりあえず、お子さんの「わかっててもやる気が出ない、マジメにやってると思われるのがカッコ悪い、あー!どうすればいいんだろう!イライラする!」の言葉には、良い方向に変わる兆候が見て取れますし、効果的な指導の目処も立つはずです。ぜひお子さんの思いを受け止めて、それに応えてくれるような塾を、お子さんと一緒に探してみてくださいね。

 最後になりましたが、たくさんの感謝をお言葉をいただき、誠にありがとうございました。いただいたお声を励みにしつつ、地道に頑張って参りますね。

 

 

 



今回、ご感想をお寄せいただいたメールセミナーはこちらです。

 「反抗期の対応法 ~中学生の子を持つ親の心得~」

 

 

 

 

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