単元別の勉強法では土台を身に付けるのは難しいということでしょうか | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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 「英語の勉強法はいつも悩みます」
 



 続いて教材についてですが、「単元別になっている教材が多い」点についてはおっしゃるとおりです。

 ただ、これもすでに述べたのと同じで、教材の形式が単元別になっていることと、教材がつけようとしている力が単元別の力であるかどうかは別の話となります。
  例えば、学校で強制的に配られるような教材でも、使い方次第では、基本でも応用でも身につけさせることは可能です。
 それこそ、数学の教材を使って、国語力(読 解力では無く、受験で必要となる基本的な日本語力)を鍛えるようなこともできるわけで、使い手次第で「どの教材だから無理で、どの教材でなければならな い」ということは無いわけですね。

 ただ、これは力のある先生が直接教えられる場合の話ですから、家庭で生徒に取り組ませるような形であれば、それなりに力のある教材を選ぶ必要が出てきます。
 しかし、英語に限らず、ほとんどの教科の教材は単元別になっていて、そうで無いものと言えば、弱点克服目的で単元を絞ったものか、応用力や特殊な力を養うような上位向けのものばかりですよね。
 ですから、見た目がどれも単元別になっているのは避けられず、見分けるならばもっと根本の、その教材の設計思想と言いますか、作り手の意図と言いますか、そういったあたりを見て判断することが求められます。

 何やら小難しい話になってしまいましたが、こういったあたりの仕組みを分かっていない人が、見た目の印象だけで判断しても無理なわけで、だからこそ、あえてここまで踏み込んで説明してみました。

 そして、おそらく最もお悩みであろう「お子さんには、具体的にどういった教材を選べば良いか?」は、生徒の学力状況によって大きく変わってきますし、同じ教材でもそれをどう使うかによってまた大きく変わってくるため、ここで端的に述べるようなことは不可能です。
 そもそも、英語の勉強法については、学校や塾の先生でも悩んでいる(または、生徒ができないまま放置して、現実から目を背けている)方がとても多いものです。それだけに、一般の親御さんが悩むのは当然だと思いますし、同時に、答えが簡単に見つかるものでもありません。

 少なくとも確実に言えるのは、ここまで見てきたとおり、どの教科もおおよそ単元別になっているのが普通ですから、「単元別になっていない教材」のイメージがわかない点については、「イメージは湧かなくて大丈夫」であることですね(笑)
 答えになっているかどうか分かりませんが、参考にしていただけましたら幸いです。

 

 

 

 

 

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