るーと様から、ブログ記事を読んでお寄せいただいたメッセージです。
いつもお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
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「反抗され、やる気をなくした娘を可愛く思えません」
とは、まさに2年前の私の気持ちそのものです。
なんというか、当時の自分の気持ちが蘇ってきて切なくなりました。
真っ只中にあると本当に先が見えなくて悲しくなりますよね・・・
このまま、ずっと今の状態が続くのかなとか考えてしまいます。
手塩にかけてきた結果がこれかい・・・と自虐したくもなります。
けど、たぶん、手塩にかけて育ててきたからこそ、反抗期を迎えられたのだとも言えます。
自己の領域を社会へ広がるために、家族から脱皮をするために、
順調の成長しているんだな・・・と、今ならば思える私です。(^.^)
すべての子供がひと皮むけた大人になって、再び新しい家族の一員になるとは言い切りませんが、
戻ってくると信じることは、自分への余裕を生むためにも大事だろうと思います。
塾長がいつも言われるように、確かに、勉強、入試などなどは気になりますが、
まずは親子関係の修復・改善が第一歩だと私も実感しています。
我が家の場合の修復へのきっかけは「昔の写真」でした。
今はデジカメなどでたくさんの写真が保存できるようになっており、
「これって、どこへ行った時だっけ?」からはじまって、
「これ美味しかったなー」とか「また行ってみたいね」とか、
「このとき、こんなことを思ったんだよ」とか
「実は、こんな失敗したんだよ」とか、ダメ親像で笑いを取れると、
いつも、むすっとしていた娘の表情が変化しました。
子供の時間軸が揺れて(?)、軽い赤ちゃんがえり(?)が起きたような感じでした。
最初は狙ってやったわけではなく、小1の弟がいるので、
その子が中心のことだったのですが、
次からは、娘のいるときに、狙って(やや楽しい家族の会話タイム)やりました。
私も苦労して育てられたんだなーと思ってくれたのか、
小さな子供を見て、本能というか母性的なものがスイッチになったのか、
そのあたりはわかりませんが、我が家では反抗期の転換点のひとつだったと思います。
1年半前に楠木塾に巡り合って、心に余力をもらって、少しづつ学習習慣を変えて、
順調というわけではなかったですが、なんとか親子関係も修繕されて、
今は、あと少しの受験期間をめいっぱい頑張ろうという気持ちで繋がるまでになりました。
大人として巣立っていく直前の貴重な時間を楠木塾からいただいた気持ちです。
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愛情を注いで来られたからこそ、「手塩にかけてきた結果がこれか」と思っても当然ですし、そこから「手塩にかけて育ててきたからこそ反抗期を迎えた」と思えるようになるには、とても大きな壁があるのだと思います。
実際に同じ思いをされてきた親御さんだから分かるお気持ちと言うものがあると思います。きっと、それぞれに心の琴線に触れる部分があるかと存じますから、これ以上私の余計なコメントは必要無いでしょう。同じような立場におられる他の読者様にも、参考にしていただければ幸いです。
最後に私に向けたありがたいお言葉がありましたが、むしろ私の方こそ貴重な体験談をお聞かせいただけて感謝しております。子供の成長において重要な時期はいろいろあり、中学生からでは間に合わないとされる能力も多々あるわけですが、少なくとも「自立」に関しては、まさにこの中学生の時期こそが「黄金の時間」だと思います。その時間をお子さんと有意義に過ごされたこと、本当に嬉しく存じます。ありがとうございました。