先斗町歌舞練場の鬼瓦 | 京都の中国語教室 良知学舎

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 先斗町歌舞練場の鬼瓦

 

京都五花街のひとつ、先斗町の歌舞練場で、「鴨川をどり」が3年ぶりに開催されています。

 

歌舞練場の入り口で、見上げるとちょっと怖そうな鬼瓦があります。 ガーン

 

これは「蘭陵王(らんりょうおう)」の舞楽面。

 

「蘭陵王」は舞楽のメイン演目のひとつです。

 

なんとこの「蘭陵王」は中国の古代四大イケメンの一人なのです。

 

6世紀の北斉の人で、文武両道、智勇兼備であり、勇猛果敢で戦いに長けた「百戦錬磨の勇者」でした。

 

蘭陵王は顔立ちが穏やかで美しすぎて敵の兵士も見とれてしまうほどで全く威圧できないため、戦うときは必ず醜い仮面をつけて、敵に素顔を見せないようにしました。

 

蘭陵王はその生涯において、大小さまざまな戦いに参加しましたが、中でも特に有名なのが「満山の戦い」で、勝利を祝うために、兵士たちは「蘭陵王入陣曲」という歌を作り、仮面をつけて踊りながら歌いました。

後に、この曲は日本に伝わって人気を博しました。 

 


 

 先斗町の由来

 

 

ところで、なぜ先斗町は「ぽんと」というのか諸説ありますが、

 

先斗町は鴨川と高瀬川にはさまれていて両端が「川(かわ)」、

 

両端が「皮(かわ)」の鼓(つづみ)と似ています。

 

皮と皮にはさまれて「ぽん」と打つと「ぽん!と」響く、なので「ぽんと」町。

 

「蘭陵王」の鬼瓦にも「鼓」が二つあるので、先斗町歌舞練場に行かれた時はチェックしてみてくださいね。

 

 


 

「蘭陵王」は京都御所にある御常御殿の杉戸絵にも描かれています。

 

良知学舎の京都を巡る中国語ツアーレッスン「御所編」では、講師が「蘭陵王」のお話を詳しく解説し、

 

知識を深めながら中国語も学べます。

 

初心者の方も一度ご参加ください。

 

詳しくはこちらのホームページをご覧ください。