他の癌患者さんに推奨できない考え方なので「世間話」のテーマに含めるべきかも知れないが、
今回の新型インフルエンザに関しては「罹患するなら今がチャンス」と考えている。
例えばIIIb期以上の肺がんで手術や放射線の履歴があり、かつ再発や転移に対して抗がん剤。
あるいは放射線化学療法、、といった状態になると呼吸機能や血液状態は非常に厳しくなる。
G-CSFでなんとか治療を維持している時にインフルエンザに罹るのは絶対に避けねばならない。
その時の肺炎はいつ致命傷になってもおかしく無い。一切の計算も約束ももはや通用しない。
昨年のシスジェムの際には炎症と発熱が続いた。体力が「ある下限」を下回ると、抗生剤を
どれだけ入れても全く回復しない。
つまり癌治療の考え方の中心に置くべきは「次回治療中、風邪を絶対にひかない」という事
だろうと思う。
しかしながら、病院には毎日数百人もの見舞客が来る。10人程度の医療関係者とも必ず
接触せざるを得ない。自宅や職場より遙かにハイリスクな環境を生き延びねばならない。
予防接種も製造されれば当然受けるが、比較的体調の良い今の時期に罹患し、
抗体ができれば「本当に危ない時」の罹患リスクを下げる事ができるかも知れない。
季節性のインフルエンザの関連死亡率はおよそ0.2%とのことである。
今回の新型インフルエンザH1N1は現状では弱毒性と考えられており新規性を含めても、
およそ2~3倍と推定される様である。「今なら死亡率1%以下」と推定される。
現在私の呼吸機能はベスト時の85%には回復している。白血球系は100%。
赤血球系は90%の状態である。40度の発熱が3日続く程度のリスクなら
すでに慣れっこである。私に言わせれば致死率1%などリスクの内にも入らない。
恐らく1ヶ月以内に今回の騒動は収まるであろう。梅雨がくれば感染は一時収束し、
次のピークは11~12月頃であろう。私的には丁度なんらかの抗がん剤と
場合によっては胸部に放射線をやってる頃かも知れない。
その段階で罹患するリスクを仮に10%下げられるなら、むしろ今が「チャンス」である。
すなわち「常に」気をつけるのは間違いではないが正しいとも限らない。
癌治療は、常に利益とリスクのトレードオフの中でバランスを取りながら進める必要がある。
ましてIV期ともなれば通常、絶対に正しいと思われる常識や原則も単純には通用しない。
結局、私の対応をまとめると(積極的に感染するのも難しそうなので)
・手洗い、うがいは習慣なので続ける。
・マスクは花粉症なので結局せざるを得ない。
・必要な移動、電車の利用はする。
・食料の買い込みなどはしない。
という程度である。私にとっては「特別な何か」をする理由も意義も無いと思っている。
今回の新型インフルエンザに関しては「罹患するなら今がチャンス」と考えている。
例えばIIIb期以上の肺がんで手術や放射線の履歴があり、かつ再発や転移に対して抗がん剤。
あるいは放射線化学療法、、といった状態になると呼吸機能や血液状態は非常に厳しくなる。
G-CSFでなんとか治療を維持している時にインフルエンザに罹るのは絶対に避けねばならない。
その時の肺炎はいつ致命傷になってもおかしく無い。一切の計算も約束ももはや通用しない。
昨年のシスジェムの際には炎症と発熱が続いた。体力が「ある下限」を下回ると、抗生剤を
どれだけ入れても全く回復しない。
つまり癌治療の考え方の中心に置くべきは「次回治療中、風邪を絶対にひかない」という事
だろうと思う。
しかしながら、病院には毎日数百人もの見舞客が来る。10人程度の医療関係者とも必ず
接触せざるを得ない。自宅や職場より遙かにハイリスクな環境を生き延びねばならない。
予防接種も製造されれば当然受けるが、比較的体調の良い今の時期に罹患し、
抗体ができれば「本当に危ない時」の罹患リスクを下げる事ができるかも知れない。
季節性のインフルエンザの関連死亡率はおよそ0.2%とのことである。
今回の新型インフルエンザH1N1は現状では弱毒性と考えられており新規性を含めても、
およそ2~3倍と推定される様である。「今なら死亡率1%以下」と推定される。
現在私の呼吸機能はベスト時の85%には回復している。白血球系は100%。
赤血球系は90%の状態である。40度の発熱が3日続く程度のリスクなら
すでに慣れっこである。私に言わせれば致死率1%などリスクの内にも入らない。
恐らく1ヶ月以内に今回の騒動は収まるであろう。梅雨がくれば感染は一時収束し、
次のピークは11~12月頃であろう。私的には丁度なんらかの抗がん剤と
場合によっては胸部に放射線をやってる頃かも知れない。
その段階で罹患するリスクを仮に10%下げられるなら、むしろ今が「チャンス」である。
すなわち「常に」気をつけるのは間違いではないが正しいとも限らない。
癌治療は、常に利益とリスクのトレードオフの中でバランスを取りながら進める必要がある。
ましてIV期ともなれば通常、絶対に正しいと思われる常識や原則も単純には通用しない。
結局、私の対応をまとめると(積極的に感染するのも難しそうなので)
・手洗い、うがいは習慣なので続ける。
・マスクは花粉症なので結局せざるを得ない。
・必要な移動、電車の利用はする。
・食料の買い込みなどはしない。
という程度である。私にとっては「特別な何か」をする理由も意義も無いと思っている。