今回は透明人間について
毎年、教室に通う中学生のお母さんのところに透明人間が現れます。
透明人間は何をしているかというと、勉強をしています。学校の宿題をしていたり、塾のテキストをやっていたり。でも透明人間なのでお母さんには見えません。
でも姿を現すと、くっきりはっきり見えます。透明人間がテレビを観だしたり、ゲームを始めると透明ではなくなり、姿を現すのです。
透明人間は時々言います。
「おれやってるよ」
でもみえないんです。
しかたがありませんね。
そのため、空白を埋めるために、通信教材を買ったり、家庭教師を呼んだり、お母さんはあれこれ苦心します。
大変です。透明人間はますますこんがらがっていく。
なので、透明人間になりそうな生徒にはこういいます。
「勉強を効果的にやるには(注:効率的にではありません)場所を選べ。勉強を効果的にやれるところは、お母さんの目の前つまり台所だ。」
ついでに
小学生のときと違って、お母さんの前でやっていても口出しは無いから安心していい。
なぜならば、因数分解?もう忘れているから。
以上、透明人間についてでした。