さてと、本日は代表の専門分野で切り込んだお話をします。
発達障害・ADHD・ASDについてのブログを拝見すると、「発達障害の傾向がありますね」という診断を受けて、目の前が真っ暗になった問いう記事を多数見かけます。その後、「療育」みたいなテーマに関心を持たれる保護者が多いです。
概ね小学校の高学年で周囲の児童と馴染みづらいや、忘れ物が多い、こだわりが強いなど、担任からの指摘や保護者自身の考えもあって、専門機関を受診する流れが多いようでうす。
発達障害・ADHD・ASDという診断を受けた時点で、普通高校への進学は無理だから、通信制などを考えるというブログも見かけました。
はっきり言って、小学生の段階で、その後の進路を明確に決めてしまうのは非常に危ういです。
私は公的セクターで、発達障害、ADHD、アスペルガー、自閉症という生徒を多く指導しておりますが、私の見解では、そもそも普通高校への進学を諦めるべき生徒は、ほとんどいません。
しかし、現実的に考えて、個性の極めて強い生徒達を前にして、そこに受験指導を入れていくというのは並大抵の難易度ではありません。どう見ても労苦の多い大変な仕事になります。だから、誰もやりたがらない、チャレンジすることから目を背けて簡単な道を薦めるという流れがあるように思います。
IQボーダー程度の知力があれば、偏差値40程度まで定量的に向上できることを、私の20年以上にわたる指導実績の中で確認できています。発達障害・ADHD・ASDのそれぞれの特性に応じた学習プログラムを実施していけば、普通高校の合格は可能な範囲にあり、また高校進学後もそれほど苦労せずに周りについていくことも可能です。
進学校に合格できる、偏差値60程度に達する場合も5%程度あり、これは定常発達の生徒と変わらない数値となっています。
IQが標準程度で発達障害というパターンであれば、私から見れば「かすり傷」程度であります。
しかし、「発達障害です」と明言されると、急に諦めてしまう保護者・生徒が多いように見受けられます。驚きと恐怖で気持ちが萎縮するのは当然のことです。もちろん、発達障害にも程度があり、日常生活も困難な場合は、療育という手法が有効になってくると思いますが、私の見る範囲で、そこまで重度な発達障害の生徒はレアだと言えます。
私の非常に個人的な見解になりますが、発達障害・ADHD・ASDと言われたとしても、気にせず、まずは第一義的に「普通高校」を目指すべきです。そこでドロップアウトしてしまうリスクは確かにありますが、そもそも「通信高校」に逸れてしまった場合、就職面において不利なのは明白です。進学するにしても不利になります。
実際、地域で最も入りやすい高校の場合、配布物の文章を見ると、漢字にはほとんど読み仮名が振ってあるぐらいです。主観的な計測ですが、半数近い生徒が、発達障害・ADHD・ASDの傾向ありで、それに対応した高校の運営になっているのです。だから、発達障害・ADHD・ASDの傾向があるお子さんがそのような高校に進学しても、周囲から浮かないのです。ある意味、安全と言えます。先生も慣れた対応で、ナチュラルに過ごすことができます。
経営者目線で見て、全日制高校を卒業した人材の欲しい度を表現すると「100%」、それに対して、通信高校を卒業した人材の欲しい度は「3%」です。朝から起きて、定時に到着するように通学し、いろいろな生徒がいる中で過ごせるスキルというのは、社会人として必須のものです。面倒な人間関係もなく、定時に到着する必要もない環境で過ごしてきた人材が、企業人としてやっていけるかというと、非常に疑わしいのです。
ですので、例えば、まずは普通高校に入ってみて、どうしてもダメだったら退学して通信に切り替えるというパターンを薦めたいです。正直な話、採用担当者だったら、この話の方が説得力を感じます。
始めからオルタネイティブな代替え手段に流れるのは、人生という長期的スパンで見ると、とてつもない失敗になるということを、私は明言します。
チャレンジして失敗したのと、そもそもチャレンジしなかったのでは、その後の人生が全く違ってくるのです。
このブログを見た保護者の方は、「どんなことがあっても目線を下げない」「子どもにチャレンジさせることを恐れない」の2点を肝に銘じていただきたいです。