「モチベーションが上がらない場合、どうすれば良いですか?」
という質問に、私は次のように答えています。
「とりあえず、時間を決めて机に向かってみてください。」
机に向かうと、例えば理科のテキストが目の前に見えてくる。手に取ると気になる学習単元が目に入る。内容を学んでいくと、より関心が湧いてきて、問題を解いてみようというやる気が自然と生じてくる。
これは、人間心理の原理に従った流れです。
やる気というものは、行動に伴って生じてくるものであり、自然状態ではやる気が起きなくて当然なのです。
だから、やる気が無い場合、まずやるべきことは、「机に向かう」という行動です。
まず、このワンアクションを行うことで、次のやるべきことが見えてきて、その見えてきた状態が心理的なやる気にスイッチを入れるきっかけとなります。
ここでも時間の構造化が大切です。
夜21時になったら、とりあえず、机に座る。どれだけやる気がなくても30分は座ると決めて、実行してみてください。
30分机に向かえるようになれば、次は1時間向かうことも難しくなくなります。
まず、30分机に向かうことを7日間継続できれば、第一の関門は突破です。
そして、1ヶ月継続することができれば、あなたは学習習慣を身につけることに成功します。
多くの人が勘違いしていることは、やる気というのは習慣とほとんど同じものであり、たとえば、毎朝、歯を磨くという習慣ができている人は、やる気を出さなくても自然と歯を磨いてしまいます。むしろ、磨かないと気持ち悪いぐらいになっています。
これと同じく、学習においても初めの習慣づけのためには、ある意味、「やる気」を要しますが、それを継続することで「習慣」として成立させることに成功した暁には、取り立てて頑張る必要もなく、自然と効率的な学習サイクルを回すことが可能となります。
やる気が出なくて悩んでいる人は、まずは「時間を決めて机に向かう」ことから始めてみましょう。