発達障害児の家庭学習のコツは、時間を細かく区切って短期的に集中させることです。
集中力が散漫になりがち、もしくは過集中に陥りがちなので、長くても一単元に付き30分程度でまとめ、5〜10分の休憩を挟み別単元に取り組む、といった要領です。
これはじっとしていることが苦手だったり、一つのことを続けるのが苦手な子供にとても有効的です。
他にも、例えばLDの場合は苦手な教科がはっきり出てきます。
計算が苦手だったり、書くこと、読むことが苦手だったりと様々ですが、それを無理に続けさせることには意味がありません。
そうした苦手教科には取り組みに工夫をもりこみつつ短時間で終わらせることが大切です。
計算が苦手な場合はまずどこにつまずきやすいかをよくチェックすることが必要です。
計算の仕組みがわからない、九九を覚えるのが苦手など、理由が子供によって様々だからです。
そこで得た情報を元に問題を反復させていく作業は有効です。
書くことが苦手な場合はタブレットなどの機器の利用も有効的ですが、紙に書かせる場合はマスを大きくする、罫線を広く取るなども工夫の一つです。
読むことが苦手な場合は問題文を拡大してみたり、可能であれば読み上げるといいでしょう。
学習にちょっとした遊び要素を加えるのも子供が取り組みやすくなる工夫のひとつです。
例えば漢字なら、紙に漢字をいくつか書き出しそれを部首ごとで切り分け、それを組み合わせてどんな漢字が出来上がるかパズルのように遊ばせてみます。
親子で競ってみると更に盛り上がり、楽しく学習できるでしょう。
社会などの覚えることが多い教科は、物語として話すと記憶に残りやすいようです。
英語などは音楽で聞かせると早く覚えるようです。
その場合椅子に座ることも強制せず、好きに体を動かしながらリラックスした状態で続けるといいでしょう。
感情のコントロールが苦手な子供も多いので、勉強という一定のストレスがかかる状況では、それ以上のストレスをかけずに取り組む工夫が必要になってきます。
発達障害の子供に家庭学習をさせるのは親御さんからしてもとても根気のいる作業です。
付き合う時間が長ければ長いほどストレスも感じるでしょう。
ですが、しっかり時間をかけて向き合い、少しずつでも着実に身についていく姿を見ればやり甲斐と達成感を得られるでしょう。
焦らず、子供のペースに合わせて少しずつでも成長を認め、その都度褒める。
これを繰り返して一歩一歩着実に身に着けていきましょう。