現在、中学2年生になる息子は、小学5年生の時に、発達障害(ASD)の診断を受けました。
小さい頃から、物音に敏感であったり、夜泣きが酷かったり、こだわりが強かったり、と育てにくさはあったのですが、長男ということもあって、周りからは「長男ってそんなものよ」と言われることも多く、また発育や言葉の遅れもなかったので、気にしないようにはしていました。
それが幼稚園に入ってからは、こだわりの強さや、コミュニケーションの苦手さから、集団生活でのしんどさが見られるようになってきました。
特に、それが小学校になってからは、それが酷くなり、プールに入れない、音楽室に行けない、教室を飛び出してしまう、クラスメイトとトラブル、ということが度々起こりました。
もともとは、好奇心旺盛で学習意欲があった方なのですが、授業に参加出来ないことも多くなると、勉強の遅れが目立ってくるようになり、小学生の頃は、特に家庭学習に力を入れました。
学校から出る漢字の書き取りの宿題も、担任の先生にお願いして、自己流ノートにしてもらいました。
私が右側にお手本を書き、それを写す方法や、ラインペンなどを使い線をひき、その枠内に漢字を埋める方法などを行ってみました。
あとは、よく漢字の部首とつくりがバラバラにもなってので、発達障害のお子さん向きに出ているワークなどを購入し、そちらも行っていました。
お手本を書いて写す方法は、6年生まで続きましたが、今ではわりと、漢字が得意になっています。
それと、絵本や児童書読み聞かせは、小さい頃からよく行っていました。
診断名がおりるまでは正直、「こんなによく読み聞かせをしていたのに、何故、人の気持ちが分からないのだろう。。。」と不安に思うことはありましたが、現在は、周りの親しい人を気遣ったりすることはできるようになりました。
本もとても好きになって、分からないことは本で調べたり、小説も楽しむようになっています。
当時を振り返ると、私もよく分からず手探りでやってきたことも、何となくですが、本人の生きる力になっているように感じます。
それと、特に小学生の頃は「スモールステップ」を心掛けるようにしました。
スモールステップとは、目標を細分化して、小さなことから達成し、最後には大きな目標に近づいていく方法です。
我が息子そうですが、やはり発達障がいのお子さんは、発達がとてもゆっくりです。
周りの子どもと比べてしまうと「何でこんなことも出来ないの」と思いがちです。
親子さんも不安になったり、イライラしたり、焦ってしまうことも、きっとたくさんあるのではないでしょうか。
実際、私もそうでしたし、今でも将来に対する不安はないとは言い切れませんが、けれど、スモールステップを意識することで、大きな将来の不安よりも、今できることを親子コツコツと取り組むようにしています。
また、小さい達成感の積み重ねが、本人とっても自信に繋がっているように感じます。
それに、学校での学習の苦手さはあっても、違うところで凄く力を発揮できるのが、発達障害のお子さんの特徴でもあるように思います。
こだわりが追及力になったり、集中力になったり、コミュニケーションの苦手さが、周りに流されない、自分を強く持つことができたり、ですので、本人の興味のもつことを、親も一緒になって興味を持ち、一緒に取り組むことも、家庭学習の大切なひとつになるのではないでしょうか。