勉強しているのに・・・
受験勉強や資格取得のための勉強を頑張っていらっしゃる方々の中で、「勉強をしているのになかなか頭に入らなくて困っている」とお悩みの方はたくさんいらっしゃるかと思います。
つまり、勉強しているのに次の日や数日後にはもう内容を覚えていない、記憶できていないということです。
これはなぜかと言いますと、人はとても忘れやすい生き物だからです。
エビングハウスの忘却曲線
心理学者のヘルマン・エビングハウスの唱えた、忘却曲線というものがあります。
簡単に言いますと「人は数十分もすればかなりの部分を忘れてしまう」ということです。
本当に人というのは簡単に記憶が薄れていってしまうものです。
反復の力
じゃあどうすれば良いのかと言うと、私が1番オススメするのが「反復」です。
つまり、何度も何度も勉強するということです。
「なんだそんなことか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで方法を間違うと意味がありませんのでぜひしっかりと実践していただきたいです。そうすれば間違いなく学んだことを記憶できますので。
では、具体的にどうすれば良いのかと言うと、「同じページを何度も何度も勉強し、そのページの内容を完璧に暗記できたら次のページに進む」ということです。
記憶するのが苦手な方は、教科書や参考書を開いて、1ページ目を普通に読み、読み終わったらすぐに2ページ目に行き、読み終わったら3ページ目に行き、というような感じでドンドン読み進めてしまう方が多いと思います。
漫画を読む時ならそのように読むのでOKなのですが、「しっかりと記憶しよう」と思って読むのであれば、1ページを何度も何度も読んで完璧にしてから次のページに行くことです。
これを徹底することで非常に長い期間暗記することが可能です。
例えば英単語を覚えるために、英単語帳を開いて勉強する時には、とにかく1ページに書いてある単語をひたすら30回も50回も勉強します。
そして、発音やアクセント、意味などを完璧に覚えたら、ようやく次のページに進むということです。
この方法を実践すれば、数ヶ月は内容を覚えていられます。ですので、数ヶ月後にまた同じページを開いて、「どれだけ内容を覚えているか」を確認するためにもまた復習してみるということをしてみてください。
そうすることでまた記憶が定着できますので、忘れずにずーっと覚えていることができます。
数学であれば、公式を使って問題を解く際、同じ問題を何度も何度も解いてみてください。
できれば数字を変えるのが理想的なのですが、なかなかそうも行かなかったりするので全く同じ問題でOKです。
同じ問題で構いませんので何度も何度も解いてみて、解き方が完全に体に染み込むまでやっていただきたいです。
それだけで本当に解き方が定着しますので、試験の際も「どうやってやるんだっけこれ・・・」とならず、しっかり答えることができます。
この勉強方法であれば、ほぼどんな勉強にも使えますので、ぜひやってみていただけたら嬉しいです。
もしそれでも「頭に入らない」「記憶できない」という方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡いただければと思います。その方に合った別の方法をアドバイスさせていただきたいと思いますので。
勉強頑張りましょう!