「尹美香前挺対協代表、どこまで逃げるか?」
 慰安婦運動に関わる運動家は、募金・基金を私物化し、尹美香に至っては、住居購入や娘の留学費用に流用していた。そのうまみを知った同調者はその蜜に集まってくる。

 

聯合ニュース 5月27日
慰安婦団体前代表の議員就任 約7割「辞退すべき」=韓国世論調査

慰安婦団体前代表 議員就任後に出頭か=韓国

朝鮮日報 5月30日
尹美香氏記者会見に慰安婦被害者「1万ウォン札1枚握らせたことないくせにずうずうしい」
 慰安婦被害者支援市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の前理事長で、与党「共に民主党」に所属する尹美香(ユン・ミヒャン)次期国会議員が29日、国会で記者会見を開き、現在取りざたされている自身と正義連をめぐるさまざまな疑惑について全面否定した。尹美香氏は約40分間にわたる記者会見で、複数の疑惑に対して「事実ではない」と反論した。しかし、「寄付金を流用したことはない」と言いながらも、疑惑を晴らすだけの具体的証拠として個人名義口座の明細などは公開せず、一部の発言は釈明と事実が違っていた。記者会見を見た慰安婦被害者たちは「1万ウォン(約870円)札1枚握らせたこともないくせにずうずうしい」と言った。高麗大学経営学科のイ・ハンサン教授はフェイスブックに「今回の記者会見を2文で要約すると、『過ちは犯していない』『(国会議員当選を)辞退する考えはない』だ」と書いた。

■「2014年から個人口座で募金」と釈明も虚偽の疑い

 尹美香氏は同日、A4用紙33枚分の見解文を読み上げた。これまで、野党は「尹美香氏は個人名義の口座で寄付金を集めてマンションを購入するなど、私的に使用していた」と言ってきたが、尹美香氏は「4つの個人口座で募金が行われた事業は9件で、2億8000万ウォン(約2400万円)が集まり、2億3000万ウォン(約2000万円)は事業に使い、残りは挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会、正義連の前身)事業に使用した」と釈明した。そして、「個人名義で(募金)したのは明らかに私の間違いだ」「口座振替の明細をあらためてみると、おろそかな部分があった」と述べた。だが、その一方で「個人口座と挺対協の口座が混用されたのは2014年以降のこと」「現在のマンションを競売で取得したのは2012年のことだ。支援金を流用したという主張は正しくない」と言った。しかし、本紙の取材によると、尹美香氏がマンションの代金を支払う2カ月前の2012年3月8日から「アフリカ・コンゴ性暴力被害者支援」を名目に自身の口座で支援金を募ったという記録がインターネット・メディア「統一ニュース」に今も残っている。野党・未来統合党は「2013年にも大阪の朝鮮学校支援を求めて個人名義の口座を使用した」と明らかにした。

 これに対して、尹美香氏は競売で2012年5月に取得した京畿道水原市内のマンション購入資金の出どころについて、これまで2回、違う説明をしていたが、この会見では「預金、家族から借りたお金」と3回目の説明をした。同氏はこれまで2回にわたり、(1)家を売って得た金 (2)積立金を解約した金、と別々の説明をしていた。そう言いながらも、「検察の捜査を控えているので、細かい内容をすべてお話しできないことをご了承いただきたい」と、口座の取引明細開示要求を事実上、拒否した。尹美香氏は現金で5回も購入した不動産代金や、1億ウォン(約870万円)を上回る娘の米国留学費の財源について、「足りないお金は私のお金や家族のお金で充当した。私は給与をもらったら貯蓄する習慣が長年ある」と語った。

■「北朝鮮に戻るよう勧めていない」との釈明にも「ウソだ」と反論の声

 尹美香氏はまた、「挺対協が京畿道安城市内で購入した慰安婦被害者のための休養施設で、中国・寧波市にあった北朝鮮レストラン『柳京食堂』元従業員で、2016年に脱北した女性たちに北朝鮮に戻るよう勧めた」という報道について、「『民主社会のための弁護士会』(民弁)チャン・ギョンウク弁護士から(慰安婦被害者と元従業員の)面会の提案があり、(慰安婦被害者)吉元玉(キル・ウォンオク)さんも快諾した。関連報道は事実ではなく虚偽だ」と主張した。しかし、これに対して、柳京食堂の元支配人で元従業員らと共に脱北したホ・ガンイル氏は本紙インタビューで、「すべてウソだ」と反論した。ホ・ガンイル氏は「吉元玉さんは認知症で、誰が誰かも分からず、金福童(キム・ボクトン)さんも認知症で分かっていなかった」「尹美香氏が1人で質問し、1人で答えていた」と語った。尹美香氏は安城市内に慰安婦被害者たちのための休養施設を用意するとして、建物を高値で買い、安値で売ったという疑惑についても、「明らかに事実ではない」「住宅を買いたいと希望する人がいなかったので、価値が下落した」と説明した。市民団体「参与連帯」出身で、現在は「経済民主主義21」代表のキム・ギョンユル氏(公認会計士)は「全国の住宅価格と地価の上昇額を考えると、尹美香氏の釈明は理解しがたい」と言った。

■慰安婦被害者・遺族は「激怒」

 尹美香氏の記者会見を見た慰安婦被害者や遺族たちは激怒した。今月初めに同氏をめぐる疑惑を提起した李容洙(イ・ヨンス)さんはこの日、大邱市内で記者らに「だらだら書いてやっているが、それが何だというのか。ちゃんとしなくては」と言った。尹美香氏が記者会見で李容洙さんに謝罪の意を明らかにしたと伝えると、「私が何の謝罪を受けるというのか。私ではない。そういうことはない」とも言った。慰安婦被害者Aさんは「自分(尹美香氏)はおばあさん(慰安婦被害者)たちの手に1万ウォン札1枚握らせたこともないのに、(自分のことではなく)ほかのことにお金を使った、とあれほどずうずうしく言えるものなのか」と批判した。「尹美香氏は(国会議員当選を)辞退すべきか」という記者の質問には、「当然だ。自分がおばあさんたちの代表として国会に入ると言ったが、今までおばあさんたちのために何をしてきたというのか」と言った。別の慰安婦被害者Bさんの実の娘は「おばあさんたちを前面に押し出してとてつもないお金を集めてきたのに、おばあさんたちに渡さなかったという事実だけを見ても、国会に入ってはならない」と語った。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/30/2020053080023_3.html

尹美香前挺対協代表の5月29日記者会見(全文):カイカイ反応通信より
・謝罪と釈明
・募金したお金をおばあちゃんに使わなかったという指摘について
・安城市、慰安婦憩いの場について
・韓日合意の内容を事前に知っていたという指摘について
・夫の新聞社が正義連の仕事を受注して不当な利益を得たという指摘について
・脱北従業員の越北懐柔の指摘について
・個人名義の口座で後援金を集め、私的に使ったという指摘について
・住宅5戸現金購入について
・娘の留学費の出所について
・仕上げの言葉

尹美香前挺対協代表の釈明は、すぐに嘘がばれる。

尹美香、キム・ボクドン奨学金から自分の娘の学費を出していた疑惑浮上=韓国の反応

尹美香、記者会見での釈明と異なり2014年以前にも個人口座で寄付金を集めていたことが判明=韓国の反応

楽韓Webさん
2015年12月日韓合意の経緯、慰安婦への支援、脱北者へのアドバイス、娘の留学費用

正義連(挺対協)の内紛について
文春オンライン 5月31日
元慰安婦団体が内部分裂したのはなぜか?「韓国の聖域を“操縦”する女性活動家たちの実像」研究者現地インタビュー
・女性運動家が慰安婦を率いていく(主客転倒)
・正義連(挺対協)は文在寅政権の“大株主”
・正義連は「慰安婦問題の解決に関心がない」
・韓国人の意識は変わるのか?

 1991年12月、日本政府を相手に補償を求める提訴を行った「太平洋戦争犠牲者遺族会」が記者会見を行って、尹美香元挺対協代表が先週の記者会見で嘘をついたと批判した。
聯合ニュース 6月1日
太平洋戦争犠牲者遺族会 慰安婦団体前代表を批判=韓国

ナヌムの家の実情も明らかに!
ニュースウイークジャパン 6月4日
横領、虐待...「ナヌムの家」慰安婦被害者の施設で起こったこと
(10年前、村山一兵は改善を訴え施設を追われた)

共同 6月3日
韓国ナヌムの家所長を「解雇」
元慰安婦の施設問題で懲戒相当

共同 6月4日
ナヌムの家の寄付、返還求め提訴
元慰安婦へ450万円、学生ら

 太平洋戦争犠牲者遺族会の6月1日記者会見で梁順任遺族会会長は、尹美香前挺対協代表と挺対協を批判し解散を求めた。梁順任遺族会会長は、植村隆元朝日記者の義母で、自身も1億2千万円の会費と寄付金を集めて詐欺容疑で告訴されている。この種の運動は、金集めのビジネスのようだ。

朝鮮日報 6月
「慰安婦ハルモニたち、尹美香を怖がっていた」
太平洋戦争犠牲者遺族会が会見
 日本による強制動員兵士、労働者、女性勤労挺身隊、慰安婦被害者ら韓国人被害者と遺族の団体「太平洋戦争犠牲者遺族会」(以下、遺族会)が1日、「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協、「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」〈正義連〉)解散と、尹美香(ユン・ミヒャン)現国会議員=共に民主党所属=の辞任を要求した。遺族会は「亡くなった慰安婦被害者は生前、挺対協と尹美香氏を怖がっていた」「政府はこれ以上、この団体に支援金を送ってはならない」と言った。そして、尹美香氏にも「これまでも日本に関連して何もしてこなかった。涙でなかったことにするのではなく、辞任しなければならない」と主張した。遺族会は挺対協と共に日本植民地時代の被害補償のために努力してきた二大組織の1つとされている。

 遺族会の梁順任(ヤン・スニム)会長(76)は同日、仁川市江華郡内のある飲食店で記者会見を開き、「慰安婦被害者・李容洙(イ・ヨンス)さんの指摘通り、挺対協(正義連)は道徳性を失い、慰安婦被害者を利用した権力団体に転落した」と批判した。梁順任会長は同日、別途配布した会見文で、「過去数十年間に挺対協と尹美香氏は慰安婦被害者のための被害者中心団体ではなく、もう一つの権力団体を肥やすことに血眼になっただけだ」「尹美香個人の不正だとするのは間違っている。さまざまな不正のたまり場となっている挺対協(正義連)も存続させてはならない」と主張した。さらに、「数十年間、おばあさんたちの目と耳をふさいだまま、国民を相手に詐欺をした団体に過ぎないということが満天下に知られた以上、司法処理に先立って解散させるのが当然だ」とも主張した。毎週水曜日にソウル市鍾路区の旧日本大使館前で開かれている水曜集会については、「国際社会に慰安婦問題を知らせるきっかけとなったのは事実だ」としながらも、「それは真の被害者のおばあさんたちのための最善ではなかった」と述べた。

 梁順任会長はまた、「李容洙さんが言ったことは合っている」「2009年に亡くなったカン・スンエさんは生前、『お姉さんたち(ほかの慰安婦被害者たち)が眠っている国立『望郷の丘』に埋葬してほしい、という遺言を残したので、挺対協にこれを知らせたが、遺言とは違って納骨堂に安置された」「補償金を受け取ったおばあさんたちの名前を、ソウル・南山に建てられた「慰安婦記憶の場」のオブジェに刻まれた名前からはずす『天人共怒』の(許し難い)非行を犯した」と批判した。記者会見に出席した慰安婦被害者キム・ヤンヨプさん=故人=の息子キム・グァンヨンさんは「慰安婦被害者たちがこのように侮辱されるのだと思うと、おのずと涙が出てくる」と言った。

 同日、記者会見を行った遺族会は、日本による植民地時代の強制動員被害者と遺族が主軸になって1973年に結成された。故・金学順(キム・ハクスン)さんの慰安婦被害事実を最初に報道した植村隆・元朝日新聞記者は梁順任会長の婿だ。本紙は同日、遺族会の複数の主張に対して挺対協側の反論を得るため、複数の関係者に十数回にわたり電話して質問の要旨を数回テキストメッセージで送ったが、回答は得られなかった。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/02/2020060280092.html

正義連(挺対協)関係者が苦境に!
カイカイ通信 6月7日
(速報)正義連の慰安婦施設所長、自宅トイレで死亡した状態で発見=韓国の反応

共同 6月3日
韓国ナヌムの家所長を「解雇」
元慰安婦の施設問題で懲戒相当

「尹美香議員:前正義連(挺対協)代表と関係者」

 

1.ソウルの慰安婦被害者施設所長自殺?
遺体で発見の慰安婦支援施設所長 解剖へ=遺書は見つからず

 

「正義連憩いの場所長事件、最初の通報者は尹美香補佐陣」

【憩い場所長の死に際し投稿?ユン・ミヒャンのFBの謎】

尹美香氏「私が死ぬところを撮ろうとしているのか」 国会事務室前の取材陣に爆発

尹美香氏、死亡した所長の口座で慰安婦ハルモニの弔慰金集めていた(朝鮮日報 6月8日)
 与党「共に民主党」の尹美香(ユン・ミヒャン)議員が、6日に死亡した状態で見つかった旧日本軍慰安婦被害者のための施設「平和のわが家」の所長(60)の個人口座を、慰安婦被害者の弔慰金募金に利用していたことが分かった。また、尹議員がかつて所長に給与として80万ウォン(約7万3000円)を渡していたという内容も尹議員のフェイスブックの過去投稿で明らかになった。
 尹議員は2017年4月に慰安婦被害者のイ・スンドクさんが亡くなった後、フェイスブックに所長の個人口座を「弔慰金口座」として公開し、金を集めた。この書き込みは所長が死亡したというニュースが伝わった7日午後には削除されていた。
 慰安婦被害者支援団体、正義記憶連帯(正義連)について友好的に報じてきたインターネットメディア「メディアモング」も当時、所長の名前と口座番号の書かれた通帳の写真をツイッターにそのまま投稿し「(後援した金は)全額、葬儀の費用として使われる予定」と書いた。この文章は7日まで残っていた。
 尹議員のほかに個人口座で被害者の葬儀費用を集めた正義連メンバーは所長だけだった。
 尹議員は昨年1月11日、自身のフェイスブックに「2003年、慰安婦の休養施設を専門に担当する活動家を求め、事情説明を掲載しては待つということを数か月繰り返していたが、(04年5月に)ある女性が現れた」「それがまさにソン・〇〇さん(亡くなった所長)」と書き込んだ。
 尹議員はまた「ソンさんは(釜山から)ソウルまで来てくれて、最初の面接で、あ、この人だと思った」として「給与は80万ウォンしか出せないと伝えたにもかかわらず、大丈夫と言ってくれた」と書き込んだ。
 この書き込みと所長のSNS(会員制交流サイト)によると、その後所長は(3か月の間に)3回辞表を提出。しかし尹議員は3回目の辞表を受け取った日、号泣しながら引き留めたという。
 尹議員は「その後ソンさんは辞表を取り下げ、14年間われわれと共に歩んできた」と書いた。
 書き込みによると、所長はこの施設で被害者のハルモニ(おばあさん)たちと過ごしながら大学院で社会福祉を学び始め、ハルモニたちと共に癒やしの活動などを続けてきた。
 尹議員の書き込みの最後には「所長、ずっとお元気で、幸せに過ごしましょう」と書かれていた。
 所長は今月6日午後10時35分ごろ、京畿道坡州市にある自宅のトイレで死亡しているのが見つかった。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/08/2020060880251.html

2.文政権の対応
文大統領「募金の透明性高める」 慰安婦団体問題で初めて立場表明

文大統領「李容洙さんは慰安婦運動の歴史…大義を傷つけてはならない」

国の金をどう使ったのか…女性家族部「正義連資料」公開拒否(朝鮮日報)

【社説】市民団体が政府の金・要職の通路になった非正常社会=韓国

3.挺対協内紛と関連団体との葛藤
独自】「正義連支持声明」330団体共同名義もうそ(朝鮮日報)

慰安婦被害者の李容洙さん「尹美香は罰を受けなくては…やっとこの恨みを晴らす」

挺対協を批判して記念碑から名前を削除された元慰安婦、少なくとも8人いることが判明=韓国の反応

ナヌムの家、元慰安婦に6400万ウォン使ったと言っていたのに…実際の支出は0ウォンであることが判明=韓国の反応

 

朝鮮日報 6月12日
【独自】孫娘「死んだ所長が祖母のお金引き出した」、正義連「慰安婦被害者の息子がカネをくれと要求」
ソウル・麻浦の慰安婦被害者施設、最後までいた吉元玉さんも退居
 今月6日に死亡しているのが発見された「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)のソウル市麻浦区にある慰安婦被害者施設所長(60)が、施設入居者の口座を使って資金洗浄(マネーロンダリング)をし、この問題が取りざたされるや、所長が自殺した、と慰安婦被害者家族が主張した。

 7日、所長の死を伝えるポータルサイト「ネイバー」の報道記事のコメント欄に「慰安婦被害者の家族」を自称する人物の投稿があった。この人物は「私は所長が祖母の銀行口座からとてつもない金額のお金を引き出し、別の銀行口座に送るなどの資金洗浄をしてきたことを知り、(所長に)そのお金を使った内訳を教えてほしいと言った。そうしたら、あんな選択(自殺)を…」「陰に何もないのに、これまであんなにお金を抜き取ったわけもないないだろうし…その陰には尹美香がいるだろうし」と書き込んだ。

 ネイバーの過去のコメント記録によると、この人物は2018年5月、慰安婦被害者・吉元玉(キル・ウォンオク)さん(92)の関連記事のコメントで、自身のことを「吉元玉の孫娘」だと書いている。

 吉元玉さんの息子の妻チョさんはこのほど、本紙との2回にわたるインタビューで、このコメントを書いた人物が自身の娘(吉元玉さんの孫娘)であることを認めた。チョさんは7日と11日のインタビューで「娘さんは事実関係をきちんと知った上でコメントを書いているのか」という質問に、「知った上で書いている。(国から慰安婦被害者に)お金がそんなにたくさん出ていることを知らなかった」と答えた。

 「日本軍慰安婦被害者生活安定支援対象者」として認定されると、政府から4300万ウォン(約380万円)の特別支援金を一時金として受け取り、毎月147万ウォン(約13万円)の支援金と152万ウォン(約13万4000円)の看病費(申請時)も受け取ると女性家族部では話している。これに加えて、吉元玉さんは2017年の国民募金で1億ウォン(約880万円)も受け取り、そのうち5000万ウォン(約440万円)を正義連に寄付した。しかし、その年の正義連決算書類の寄付者名簿に吉元玉さんの名前はない。

 チョさんによると、チョさんは所長が死ぬ数日前、所長にテキストメッセージを送ったという。その内容は「正しくやらなければならない。正しくやるには、時には骨を削るような痛みが伴うこともある。それでも正しくやらなければならない」というものだったとチョさんは説明した。その後、所長が死んでいるのが発見されたということだ。チョさんは「こんなことになって胸が痛む」「人が死んだのに、私が何のあれ(批判)をするだろうか。ただ覆ったままにしておくことにする」と語った。また、「所長がまるで娘のように母(吉元玉さん)によくしてくれたのも事実だ」とも言った。

 正義連側の関係者は匿名を前提に、本紙に「お金に関するチョさんの主張は事実と違う」と説明した。この関係者は「吉元玉さんの息子が所長に接近し、お金をくれと要求してきた。所長は証拠資料をすべて集めていた」「吉元玉さんがお金を渡してほしいと言ったので、所長が亡くなる前、息子に数千万ウォン(数百万円)渡したと聞いている」と語った。

 同日午前8時ごろ、吉元玉さんは仁川の息子(チョさんの夫)夫婦の家に移るため、ソウル市麻浦区の施設を出た。これにより、同施設には慰安婦被害者が1人もいなくなった。

 麻浦区の施設の実質的な所有者であるミョンソン教会側は「施設が空の状態のまま残ることになれば、教会が施設を提供した当初の目的は終わったことになるので、原状回復をしなければならないのでは」と語った。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/12/2020061280079.html

「金福童の希望」で2億ウォン違法募金、尹美香夫妻・補佐陣が主導していた
代表・運営スタッフ「尹グループ」が引き受ける
 韓国与党・共に民主党の尹美香(ユン・ミヒャン)議員とその周辺の人々が、非営利民間団体「金福童(キム・ボクトン)の希望」の違法募金を主導していたことが11日、明らかになった。「金福童の希望」運営委員に尹議員、尹議員の夫、尹議員の補佐陣(補佐官・秘書官)らが多数、名を連ねていたのだ。「金福童の希望」側は先月、寄付金品募集登録をしないまま支援金を募ってきたことを認めたが、1カ月経っても行政安全部とソウル市に募集・使用計画書を提出していない。

 野党・未来統合党の郭尚道(クァク・サンド)議員室によると、違法募金を主導した「金福童の希望」共同代表・運営委員には尹議員夫婦・補佐陣のほか、先日死亡した慰安婦生活施設「平和の我が家」の所長、慰安婦を象徴する「平和の少女」像の彫刻家、「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)理事、1人メディア「メディア・モング」などが含まれていた。尹議員をはじめとする「金福童の希望」運営スタッフは、国民銀行に2口座を開設して支援金を集め、昨年の寄付金収入は約2億2000万ウォン(約1900万円)と発表した。
 この「尹美香グループ」は尹議員の夫が運営する水原市民新聞やソーシャル・メディア(SNS)などで個人口座への寄付金募金を促してきた。尹議員は2013年、水原市民新聞の「市民記者」として書いた記事で、自身の国民銀行個人口座(預金者名義:尹美香)番号を知らせ、「統一ニュース」のチョという記者は昨年、「(慰安婦被害者で故人の)金福童さんの名前で行われる寄付活動で市民の参加を募っている」として、尹議員の別の国民銀行個人口座番号を記事に載せた。個人口座で募金を促したチョ記者は先日、尹議員室の4級補佐官として採用された。

 現行の寄付金品法は、1000万ウォン(約88万円)以上の寄付金品を募集しようとする個人・団体が行政安全部長官や広域自治団体長に募集・使用計画書を提出しない場合、3年以下の懲役、または3000万ウォン(約270万円)以下の罰金に処するよう規定している。郭議員は「私的組織同然の『金福童の希望』での募金活動は明らかに違法なので、司法処理は避けられない」と述べた。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/12/2020061280002.html

韓国女性家族部長官、報道陣を避け「こっそり報告」試図…外交部は「尹美香面談記録公開できない」
韓国政府、正義連関連で「尹美香擁護」

 韓国女性家族部の李貞玉(イ・ジョンオク)長官=写真=が「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)=旧:韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)=会計不正と関連し、野党に「こっそり報告」をしようとしていたことが11日、確認された。 「足が重い」と言って予定された時刻に現れず、報道陣が消えた後にこっそりやって来て、未来統合党の議員に「今報告する」と言ったものだ。野党は「共に民主党の尹美香(ユン・ミヒャン)議員をかばおうと、女性家族部長官が報道陣を避けて回り、外交部は関連資料の提出を拒否する状況が果たして正常なのか」と疑問を呈した。

 野党・未来統合党の「尹美香真相究明タスクフォース(TF)」によると、李貞玉長官は同日午後3時、国会議員会館の同党・郭尚道(クァク・サンド)議員で正義連会計不正疑惑に関連し報告することが決まっていたという。しかし、予定された時刻に李貞玉長官は姿を見せず、代わりに女性家族部の幹部が電話で「長官は廊下にカメラが多いのを見て、足が重くなったと言っている」と伝えた。集まった報道陣は、李貞玉長官が野党議員たちを「巻いた」のだと思って現場から撤収した。

 別の階の休憩室で待機していた李貞玉長官は、報道陣がいなくなると、予定の時刻より50分遅れで随行員を伴って郭尚道議員の議員室を訪れた。李貞玉長官は「今から(正義連に関する)報告をする」と言ったが、郭尚道議員は「事前に協議されていない面談は難しい」として、李長官一行を送り返した。未来統合党は今後、李貞玉長官の公開報告日程を再度設けることを検討している。未来統合党のファンボ・スンヒ議員は「女性家族部長官は『国民が見ている前では尹美香関連の報告ができない』と宣言したことになる」と言った。

 外交部も同日、2015年の日本との慰安婦問題合意過程で、当時挺対協常任代表だった尹美香議員と面談した記録を公開しないことを決定した、と発表した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/12/2020061280001.html

 

聯合ニュース 6月12日
慰安婦団体の不正会計疑惑 「問題あれば法に基づき処理」=韓国政府

 

次回(尹美香・起訴へ)