「日米TAG交渉」
共同 3月29日
4月15、16日に日米初協議
新貿易交渉、範囲が焦点
 日本と米国の新たな貿易交渉の初協議が4月15、16日に米ワシントンで開かれることが29日、分かった。農産品などの関税分野に加え、サービス貿易やルール分野をどこまで協議の対象にするかを話し合う見込み。TPPの発効によって、協定に入っていない米国は日本での牛肉の輸入シェアを下げており、農産品の関税交渉で米側が強硬な要求に出る可能性もある。

 日米首脳は昨年9月に貿易交渉入りで合意。両国は初協議の成果を、来月にも開かれる日米首脳会談で確認する段取りを描く。ただ、トランプ米大統領は来年の大統領選をにらんで対日貿易赤字の改善に意欲を示す一方、日本も参院選を控える。
https://this.kiji.is/484286762599367777?c=39546741839462401

 

「米EU貿易交渉」
 2018年7月のトランプ・ユンカー共同声明の後、専門作業グループの会合を経て、双方が交渉目的を発表した。7月共同声明では、農産物と自動車を除く工業製品の自由化を目指す合意をしたが、1月11日発表のUSTR交渉目的では農産物を含む包括的なFTAの内容であった。
https://ameblo.jp/study-houkoku/entry-12432503607.html

 

 欧州委員会は、1月18日、米国との交渉指令案を公表した。この指令案では、7月合意に基づき、農産物と自動車を除く工業製品の「適合性評価」「関税引下げ」の指針を示している。
(適合性評価とは、双方の工業製品の規格、安全規制などの調整を行い相互認証に至る作業)
岡崎研究所 2月7日
米・EU貿易交渉、見通しは暗い
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/15213
EU交渉指令案 1月19日

http://europa.eu/rapid/press-release_IP-19-502_en.htm

 

 指令案は、欧州議会で審議され、3月14日否決されたが、交渉を止める拘束力はない。(批准採決は拘束される)欧州議会選挙が5月に予定されているため、フランスなどは消極的と報道されている。

 

AFP 3月15日
欧州議会、対米貿易交渉めぐり一致できず
https://www.afpbb.com/articles/-/3215906
時事 3月15日
対米貿易に見解示せず=交渉入り反対も-欧州議会
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031500275&g=int

 

 3月はじめに、ライトハイザー代表とマルムストローム委員と話し合ったが、米議会の圧力が強い農業問題などの対立があり、交渉項目すら合意に達していない。(CNN報道より)