フロマン氏が6月19 日(日本時間20日早朝)上院で承認された。USTRが今後TPA(貿易促進権限)獲得に向けて、TPP推進派の議会指導部と協力して、法案作成と議員説得の強力なロビー活動を行うだろう。一方、USTRの秘密性を非難し、TPP協定条文の公開を求める議員が活動を活発化した。
TPAがなければ、オバマ大統領はTPP協定締結をすることができない。
(1)19日上院で、次期USTR代表指名者フロマン氏の承認投票が行われ、賛成93票、反対4票で承認。
反対票は、Levin議員(D-MI)(下院歳入委員会のLevin議員と兄弟)、Manchin議員 (D-WV)、Sanders議員 (I-VT)、Warren議員 (D-MA)
投票結果
http://www.senate.gov/legislative/LIS/roll_call_lists/roll_call_vote_cfm.cfm?congress=113&session=1&vote=00158
ボーカス委員長声明(TPAを獲得するため協力すると)
http://www.finance.senate.gov/newsroom/chairman/release/?id=5bea5412-a10c-4f08-8cef-8d426ae4cd47
日本の報道
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013062000153&g=int
(2)エリザベス・ウォーレン(Warren)上院議員は、USTR代表指名者フロマン氏への反対を表明。
USTRのTPPに関する透明性に深い懸念を表明する。
http://www.rawstory.com/rs/2013/06/19/warren-on-trans-pacific-partnership-if-people-knew-what-was-going-on-they-would-stop-it/
「オバマ政権は、ついに秘密のTPPテキストを議員に見せた」
パブリックシチズンのレポート(6月18日)(概要)
http://citizen.typepad.com/eyesontrade/2013/06/for-once-we-have-some-good-news-after-years-of-calling-for-release-of-the-secretive-draft-text-of-the-trans-pacific-partner.html
先週、アラン・グレイソン下院議員(フロリダ9区)がUSTRに要請し、テキストの一部(3分野)を見る機会を得た。多くの議員が要請した後、はじめての議員である。返事をもらっていない議員もいる。これを見たグレイソン議員は、「著しくアメリカの主権を侵すものであり、中産階級への顔面パンチである。しかしこれ以上は何故か話せない。」
透明性を求める請求は、昨年132名の議員の書簡、9月の70万人の署名誓願、今年初めの400以上の市民団体の書簡を送り、6月2日のニューヨークタイムズ、4日のワシントンポストも透明性を求める記事を掲載した。
7日には、民主党新人下院議員の2/3以上(36名)がTPPテキストの開示を求めオバマ大統領に書簡を送った。
13日には、ウォーレン上院議員が、TPP条文を全て公表するよう書簡をフロマン氏に送った。これまでの公表要求の声が、ウォーレン議員の一押しで、閲覧できるようになった。今後、他の議員が後に続くことを期待する。
グレイソン議員は、USTRから口止めをされたが、「議員であるから許可を得ている。誰にも話すなと言われたが、今、機密情報を話している。」と。
ウォーレン議員は「交渉における合意項目に市民メンバーが合理的アクセスができなければ、これらのプロセスに本当の入力を提供することができない」と書簡の中で述べた。ブッシュ政権ですら、2001年、米州FTAのテキストをオンラインに載せた。これからも公表を要求していく。
グレイソン議員のE-mail
http://alangraysonemails.tumblr.com/post/53325968066/i-saw-the-secret-trade-deal
テキスト読後の感想は
1) There is no national security purpose in keeping this text secret.
この文書を非公開にし続けることは、国家安全保障上の問題とは関係ない。
2) This agreement hands the sovereignty of our country over to corporate interests.
この協定は、国家主権を企業の利益のために手放すものだ。
3) What they can't afford to tell the American public is that [the rest of this sentence is classified].
アメリカ国民に対し情報を公にできない理由は「ここの部分は機密事項」だ。
(以上、グレイソン議員メール:訳 Yoshiko Matsudaさん)
6月6日上院財政委員会公聴会のレポート
ワイデン議員は、市民がオンラインでテキストを見ることができるように要求した。
http://infojustice.org/archives/29818
日本では、17日、内閣官房が業界団体への説明を行ったが、パブリックコメントの受付も行わない。また、米議員に公開したTPPのテキストは、7月23日以降入手できれば、日本の国会議員の閲覧はできるのだろうか。ウォーレン議員の言われれる「市民」への開示もできるのだろうか。
「エリザベス・ウォーレン上院議員」
エリザベス・ウォーレン上院議員のTPPに対する懸念は、ウォール街がFTAという裏口から金融規制緩和を狙っていること。ウォール街出身のフロマン氏がUSTR代表である。
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130525/mcb1305250501001-n1.htm
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MNA0VS6KLVRR01.html
http://polyconundrum.com/ja/articles/this-and-that/notable/342-will-elizabeth-warren-be-a-dragon-slayer-or-a-deal-maker.html
ハーバード大学法学部教授、破産法の専門家。2008年TARP(不良資産救済プログラム)成立を助けた。ウォール街のシェリフと呼ばれた。2012年、ケネディ家の地盤マサチューセッツ州選出上院議員の選挙、民主党から立候補し当選。学生ローンで苦しむ学生のための法案を提出し、委員会で取り上げられた。
http://www.warren.senate.gov/
ウォーレン議員は、父親の心臓が弱かったため、9歳でベビーシッターの仕事を始め、13歳でメキシカンレストランで働いたという中産階級出身だ。選挙中も中産階級と女性の権利を強く訴え、女性の就労と賃金の平等を決める州令に反対した共和党現職を破って勝利した。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324475804578200632534332700.html
または、下記ブログに同文
http://ameblo.jp/059479fnsdjr/entry-11448143102.html
ウォーレン議員は、19才で結婚し大学を卒業したあと小学校の先生に従事、22才のとき長女を出産、2年後に法律学校に入り卒業した時に長男が生まれた。一人で仕事を始め、自宅の居間を事務所にして弁護士活動を行った。まもなく教えるために大学に戻った。彼女はヒューストン大学とラトガーズ法律学校の卒業生で、伴侶のブルース・マン氏とは32年間暮らしている。
ウォーレン議員は、30年以上、ハーバード大学の法学部教授をつとめ、多くの著作があり、表彰を受けている有能な法学者であり弁護士。
http://www.warren.senate.gov/?p=about_senator
一年生議員ながら、2016年大統領選のヒラリーの対立候補として担ぎ上げる運動が起きている。「elizabeth warren 2016」でググると勝手連の運動が多くヒットする。
ウォーレン議員の生き方とその行動を知ると、誰もが共感し尊敬する。
TPAがなければ、オバマ大統領はTPP協定締結をすることができない。
(1)19日上院で、次期USTR代表指名者フロマン氏の承認投票が行われ、賛成93票、反対4票で承認。
反対票は、Levin議員(D-MI)(下院歳入委員会のLevin議員と兄弟)、Manchin議員 (D-WV)、Sanders議員 (I-VT)、Warren議員 (D-MA)
投票結果
http://www.senate.gov/legislative/LIS/roll_call_lists/roll_call_vote_cfm.cfm?congress=113&session=1&vote=00158
ボーカス委員長声明(TPAを獲得するため協力すると)
http://www.finance.senate.gov/newsroom/chairman/release/?id=5bea5412-a10c-4f08-8cef-8d426ae4cd47
日本の報道
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013062000153&g=int
(2)エリザベス・ウォーレン(Warren)上院議員は、USTR代表指名者フロマン氏への反対を表明。
USTRのTPPに関する透明性に深い懸念を表明する。
http://www.rawstory.com/rs/2013/06/19/warren-on-trans-pacific-partnership-if-people-knew-what-was-going-on-they-would-stop-it/
「オバマ政権は、ついに秘密のTPPテキストを議員に見せた」
パブリックシチズンのレポート(6月18日)(概要)
http://citizen.typepad.com/eyesontrade/2013/06/for-once-we-have-some-good-news-after-years-of-calling-for-release-of-the-secretive-draft-text-of-the-trans-pacific-partner.html
先週、アラン・グレイソン下院議員(フロリダ9区)がUSTRに要請し、テキストの一部(3分野)を見る機会を得た。多くの議員が要請した後、はじめての議員である。返事をもらっていない議員もいる。これを見たグレイソン議員は、「著しくアメリカの主権を侵すものであり、中産階級への顔面パンチである。しかしこれ以上は何故か話せない。」
透明性を求める請求は、昨年132名の議員の書簡、9月の70万人の署名誓願、今年初めの400以上の市民団体の書簡を送り、6月2日のニューヨークタイムズ、4日のワシントンポストも透明性を求める記事を掲載した。
7日には、民主党新人下院議員の2/3以上(36名)がTPPテキストの開示を求めオバマ大統領に書簡を送った。
13日には、ウォーレン上院議員が、TPP条文を全て公表するよう書簡をフロマン氏に送った。これまでの公表要求の声が、ウォーレン議員の一押しで、閲覧できるようになった。今後、他の議員が後に続くことを期待する。
グレイソン議員は、USTRから口止めをされたが、「議員であるから許可を得ている。誰にも話すなと言われたが、今、機密情報を話している。」と。
ウォーレン議員は「交渉における合意項目に市民メンバーが合理的アクセスができなければ、これらのプロセスに本当の入力を提供することができない」と書簡の中で述べた。ブッシュ政権ですら、2001年、米州FTAのテキストをオンラインに載せた。これからも公表を要求していく。
グレイソン議員のE-mail
http://alangraysonemails.tumblr.com/post/53325968066/i-saw-the-secret-trade-deal
テキスト読後の感想は
1) There is no national security purpose in keeping this text secret.
この文書を非公開にし続けることは、国家安全保障上の問題とは関係ない。
2) This agreement hands the sovereignty of our country over to corporate interests.
この協定は、国家主権を企業の利益のために手放すものだ。
3) What they can't afford to tell the American public is that [the rest of this sentence is classified].
アメリカ国民に対し情報を公にできない理由は「ここの部分は機密事項」だ。
(以上、グレイソン議員メール:訳 Yoshiko Matsudaさん)
6月6日上院財政委員会公聴会のレポート
ワイデン議員は、市民がオンラインでテキストを見ることができるように要求した。
http://infojustice.org/archives/29818
日本では、17日、内閣官房が業界団体への説明を行ったが、パブリックコメントの受付も行わない。また、米議員に公開したTPPのテキストは、7月23日以降入手できれば、日本の国会議員の閲覧はできるのだろうか。ウォーレン議員の言われれる「市民」への開示もできるのだろうか。
「エリザベス・ウォーレン上院議員」
エリザベス・ウォーレン上院議員のTPPに対する懸念は、ウォール街がFTAという裏口から金融規制緩和を狙っていること。ウォール街出身のフロマン氏がUSTR代表である。
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130525/mcb1305250501001-n1.htm
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MNA0VS6KLVRR01.html
http://polyconundrum.com/ja/articles/this-and-that/notable/342-will-elizabeth-warren-be-a-dragon-slayer-or-a-deal-maker.html
ハーバード大学法学部教授、破産法の専門家。2008年TARP(不良資産救済プログラム)成立を助けた。ウォール街のシェリフと呼ばれた。2012年、ケネディ家の地盤マサチューセッツ州選出上院議員の選挙、民主党から立候補し当選。学生ローンで苦しむ学生のための法案を提出し、委員会で取り上げられた。
http://www.warren.senate.gov/
ウォーレン議員は、父親の心臓が弱かったため、9歳でベビーシッターの仕事を始め、13歳でメキシカンレストランで働いたという中産階級出身だ。選挙中も中産階級と女性の権利を強く訴え、女性の就労と賃金の平等を決める州令に反対した共和党現職を破って勝利した。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324475804578200632534332700.html
または、下記ブログに同文
http://ameblo.jp/059479fnsdjr/entry-11448143102.html
ウォーレン議員は、19才で結婚し大学を卒業したあと小学校の先生に従事、22才のとき長女を出産、2年後に法律学校に入り卒業した時に長男が生まれた。一人で仕事を始め、自宅の居間を事務所にして弁護士活動を行った。まもなく教えるために大学に戻った。彼女はヒューストン大学とラトガーズ法律学校の卒業生で、伴侶のブルース・マン氏とは32年間暮らしている。
ウォーレン議員は、30年以上、ハーバード大学の法学部教授をつとめ、多くの著作があり、表彰を受けている有能な法学者であり弁護士。
http://www.warren.senate.gov/?p=about_senator
一年生議員ながら、2016年大統領選のヒラリーの対立候補として担ぎ上げる運動が起きている。「elizabeth warren 2016」でググると勝手連の運動が多くヒットする。
ウォーレン議員の生き方とその行動を知ると、誰もが共感し尊敬する。