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STUDIO VERKの作曲家が綴る随筆的ブログ

こんにちは。
森元です。

昨日、夜中youtubeを三時まで見ていて、遅刻しかけました。
起きて10分で家を出ました。
まだこんなことやってます。29歳なのに。

…はい。
で、そのyoutubeなんですが、「そこまで言って委員会」を見ていたんですね。
日中問題についてのやつ。

その回はゲストの方が三人いらっしゃったのですが、珍しく経営者の方が出席されていました。
ソフトブレーン株式会社の創業者である宋文洲という方なんですが、評論家とかジャーナリストではないだけに、視点がすごく面白かった。

その宋さんの発言の中で、「日中関係は近い将来緊密化してゆくだろう」というものがありました。
まぁ、希望的観測も多分に入っているとは思いますが、その論拠を彼は、「結局国同士は経済理念で動かざるを得ないから」といったのです。

これ実は、坂本龍馬の考え方と同じなんです。
龍馬は、幕末、めちゃくちゃ仲の悪かった薩摩と長州を同盟させて、大政奉還へと至る長い道のりの一歩を踏み出した訳ですが、どうやって仲の悪い国(当時、藩が異なると今日で言う外国同士のような関係性でした)同士を同盟させたのか。

彼は、経済原理を持ち出したわけです。

具体的に言うと、亀山社中(後の海援隊)を組織して、今日の株式会社の様に資金を提供してもらう。
その資金で船を買い、貿易をし、その利益(お金はもとより、武器、船等も含む)を諸藩に還元しようとしたわけです。

当時は船の操縦技術も甘かったようで、せっかく買った船をすぐに沈没させてしまったり、そのせいで紀州藩と大喧嘩したりして、当初龍馬が思い描いた様な順調な結果にはならなかったのですが、それでも、「国と国の喧嘩に経済原理で割って入って仲裁する」という、当時の武士では考えられないことをやったのです。


僕は、宋さんの意見や龍馬のやり方の通り、日中関係はこれでしかうまくいかないんじゃないかと思いました。

日本人の大半は本当に「良い人」なので、国と国の付き合いも親しい人間同士のように、心の底から信じ合えるような、そんな理想を思い描いています。
殊更、中国というすぐ隣にある国の場合はその理想を目指すべきだと考えているように見えます。

でも、やっぱり、それは甘いですよね。
誤解を恐れずに言うと、「傲慢」とも、「無知」とも言えます。

僕は作曲以外でも仕事をしていまして、その仕事柄中国人と会う機会が多いのですが、本当に痛感します。
あぁ、常識が違うんだって。

でもね、それでいいんだと思います。
育った国が違えば常識が異なるのは当たり前の事で、無理にそこを擦り合せようとしたり妥協点を探ろうとするから、話がこじれてくる訳です。

隣の国は、日本でいう「お隣さん」ではないのです。
引っ越したら菓子折りを持って行き、会う度に笑顔で挨拶して、時々夕食に招かれ…
そんな個人同士のような付き合い、国同士では絶対に無理ですよ。

国家は国民を守る為に存在しているわけです。
だから、国民の生活が守られること、豊かになること、これが双方に訪れるのであれば、双方それを拒否する理由はないのです。

もちろん、信条や国民性を理解し合うことも、大事だと思いますよ。
でもね、それは国益よりも優先順位が高いものではあり得ない。
経済先行で、お互い豊かになって、そのあと親しくなるならそれでよし、親しくならないなら…まぁそれもよし、でいいんじゃないかと思います。