慟哭 | 公式ブログ - 作家のひとりごと -

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STUDIO VERKの作曲家が綴る随筆的ブログ

こんにちわ。
森元です。

あれやこれやと言う間に、9月に入ってしまいました。
個人的に8月はなかなかに忙しく、ブログの更新も久しぶりですね。

今回はまた一曲ご紹介したいと思います。
本当は「言葉における二律背反性」か「目的と手段の倒錯の愚かさ」か「現代における「正しさ」の在り方」をテーマに書こうと思っていたのですが(ホンマか?笑)、考え出すとすごく時間がかかりそうなので…

てことで今回はこれ↓

慟哭

「慟哭」というタイトルを付けましたが、これは先日行われたARTIST UNIT IKASUKEさんの本公演13 ~招かれざる客人〜の後半で使われていた曲です。

劇場で販売されていたCDに収録されていたようなので、「慟哭」じゃないタイトルが付いているはずなのですが(曲のネーミングは全て脚本演出の鬼才・青木氏にお任せしたので)、今回youtubeに載せるにあたり僕が改めてつけました。


で、この曲。
僕は「ゆっくり同じ様な印象で進んでいって、「あれっ」と聞いている人が思う様、効果的に転調したり変わったコードを入れやすい」曲を作るのが好きなのですが(ややこしい?)、この曲もそう思って物悲しいけど希望もある曲にしようと作り出したら、なんだかズブズブと悲しい方悲しい方へと沈んでいってしまい、結果こういう曲になってしまった…という曲です(笑)。

こういうことって、結構多いです。
「こういう曲作ろ〜」となんとなく思い描いて作っていったら、全く違う感じになった…ってこと。

でも、個人的にはそうなってゆくのも楽しんでいます。
自分の曲を客観的に評価するのってなかなか難しいのですが、意図していない曲が出来た時にこそ、自分の個性がどのようなものかを改めて客観的に認識出来るのかな、という気がしているから。

ここまで書くとお分かりなったと思います。
僕の本性は「悲しい方悲しい方にズブズブ沈んでゆく」人間だということですね。

私生活に照らし合わせて…

うん、
まぁ大体そんな感じやな。