2018年総括 | TOKYO BASE代表取締役CEO谷正人オフィシャルブログ「from JAPAN to the WORLD」Powered by Ameba

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「日本発を世界へ」をコンセプトにセレクトショップSTUDIOUS、コンテンポラリーブランドUNITED TOKYO、PUBLIC TOKYOを運営する株式会社TOKYOBASE CEO谷正人の公式ブログ。

まずは2018年、今年もありがとうございました。
 
STUDIOUS、UNITED TOKYO、PUBLIC TOKYOなどの
お店やECに来ていただいた多くのお客様、
 
我々が提供する商品や企画、内装、サービスを
支えて下さったお取引様、
 
株価低調ながらも支えて下さった株主様、
 
毎日必死で働いている社員のみんな、
 
今年も本当にありがとうございました。
 
このブログもさぼっていたのも半分ですが、
何度か書くのを試みたのですが、
言い訳のようになってしまい、
なんとなく今年はやめてしまいました。
 
さて、そんな2018年ですが、
一言で言うと、
「我慢の年」でした。
 
会社としては通常通り、
出店や店舗増床があったり、
更なる海外展開の準備、
1番は新業態のPUBLIC TOKYOのスタートと
計画通りの事業を展開していきました。
 
特に新業態のPUBLIC TOKYOは非常にいいスタートが切れ、
売上数値もよく、間違いなく、今後のTOKYOBASEとしての
第3の大きな柱となる事業になる確信を得ています。
 
また、香港事業やSTUDIOUS WOMENS事業も好調で
一皮むけた展開ができそうです。
 
しかしながら、数字だけ見ると、
第二四半期決算で初の増収減益を出してしまい、
それと連動し、株価も下がり、何となく、
メディアを中心に「TOKYOBASE成長鈍化?」
「谷の経営は大丈夫?」
などと言った声に
どこかで引きづられた気もします。
 
株価と戦う百選練磨の名経営者の方々にも恥ずかしながら、
相談もしました。
 
敗軍の将は語らずではないですが、
世の中は結果がすべてです。
 
過剰だったり、
間違った報道をされたり、良かったことも否定されたり、
結果が変われば、
また覆るという気持ちでもいます。
 
 
実際、心の中では
「赤字になったわけでもなく、これだけの利益率の会社がなぜこんなに減益だと騒がれるのか?」
「過去10年で上場前には何度もこんなことあるのにな〜」
「他の会社みてみろよ」
と悔しい気持ちで一杯でしたが、、
小さいですね、、
 
上場企業として、数字も外に出して、
株式を公開しているということ、
もっと大きな未来の成長を期待されていると
改めて実感しました。
 
 
かといって、目先の株価にこびて、
何か瞬間的な話題性のあることをやったり、
事業の本質からずれることをやるつもりもありません。
 
 
今回の半期での減益の理由は
「EC専用商材の撤退」と「ST MENSのBRの仕入れ」にあり、
前者は狙ってやったもので、後者は解決すべき課題かなと思います。
 
我々のEC化率もどんどん上がり、非常に好調でした。
しかしながら、中身を見ると、ほとんどがEC専用の低価格商材でした。
 
目先の売上、利益を上げ続けるのならば、継続してやっていましたが、
一方で我々の大切なファンからすると、大ブーイングです。
 
昔の百貨店と百貨店アパレルの二の舞にならず、
ブランド価値を毀損しないように全面的にやめました。
 
一方、ST MENS BRは10年間、ずっと好調だったせいもあり、
どこかで調子に乗っていたのかもしれません。
 
同じようなブランドと同じような商品を仕入れたり、
フランチャイズ事業をやり始めたり、
ブランドも必要以上に横に広げすぎたり、、
 
事業が上手くいかない時は原理原則ですが、
新しいサービスや新しいブランドでごまかすのではなく、
絞って、深く、深く、取り組むこと、
 
それを春夏以降から実践して、
秋冬からようやく、
改善していきました。
 
さて、多少言い訳も交じりましたが、
我々が1番重要視しているのはミッションであり、
ヴィジョンの達成です。
 
「日本発を世界へ」というミッションに
 
①全世界顧客感動
②ファッションプロフェッショナル集団
③Next Made in Japan
④世界10大都市戦略
⑤最速売上1000億/EC売上500億
 
という5つのヴィジョンを掲げてやっています。
 
それを実現する結果、
顧客様、お取引先様、株主様、社員たちの幸せと夢の実現が
できると思っています。
 
その本質からずれる、
利益のみの追求の事業や何となく面白そうみたいな事業、
ビジネスモデルが目的になっている事業は
私が社長である以上、やるつもりはございません。
 
仕事とは「気づき」が1%、「改善策」までが10%
残りの100%までは「推進」です。
 
今年は早々にパリ出張から始まり、有力な人材の入社、
全業態ECのリニューアル、
春のPUBLIC TOKYOの出店加速、香港事業の加速、
STUDIOUS上海の出店、渋谷再開発など、
さまざまなことが決まっています。
 
まだまだ、発表ができないもの、構想段階、、
いろいろありますが、2019年、
大胆に更に加速していきますよ。
 
来年2019年は是非、よろしくお願いいたします!