私が23歳の頃に
2007年4月25日に
原宿にSTUDIOUSを立ち上げて、
まるまる10年でした。
そんな節目の日に足掛け5年くらいかけ
リサーチをし続けてきた香港に
ようやく海外1店舗目となる
STUDIOUS香港店をオープンすることができました。
あまり振り返ることは好みませんが、
改めてこの10年はあっという間で
次から次へと出店や事業展開が広がったり、
さまざまな方との出会いがたくさんあり、
時には諸問題が起きたり、
走り続けてきた10年だったと感じます。
我々の会社は若い世代が中心であり、
勢いもあると思いますが、
何か特別に革新的なことも、
表層的な話題づくりも
ほとんどしてきていません。
小売業のビジネスモデルの原理原則に従い、
ターゲットとなるお客様の評価を
最重要基準に我々が
いいと思う商品を
いいと思う接客とサービスで
時には販促に乗せ、
地道に愚直にやり続けてきました。
商売の本質は何か？
本当の意味での顧客感動や社員満足、株主還元、社会貢献は何かというのを
常に自問自答してきた10年でもあります。
社長としては当たり前ですが、
仕事中はもちろん、休みの日でも、人と会うときも、時には夢の中まで仕事のことを考えています。
恐らく、私が、社長として、やり続けている限りはこれはずっと続くでしょうし、仕事のことを考え続けてるのは全く苦ではありません。
なにせ、大好きなことを仕事にしていますから。
だからこそ、仕事のことに関しては
誰にも負けないと自負しております。
そして、そんな10年の節目の海外挑戦は
日本発を世界へという企業理念の実践のスタートであり、
我々の会社や日本ファッションの次の10年をつくることでもあり、
私の夢の実現でもあります。
誰が何と言おうが、
絶対に成功をさせます。
香港店はオープンから1週間がたち、
オープン二ングでは300人ほどの方が
パーティーに来ていただき、
たくさんの現地メディアに特集され、
今のところ、売上も絶好調です。
正直、こんなにもたくさんの
ローカルの方々が来てくれるとは思ってもなく、
毎日、店頭に立ってましたが、
一人一人、かみしめるように
見させていただきました。
本当にありがとうございます。
ただし、もちろん、
オープン景気でいいスタートが切れたわけで、
こんなにすぐに上手くいくとは思っていません。
現場にいると、
さまざまなヒントが出てきて、
さまざまな気づきや改善策がたくさん出てきます。
地味ですが、
PDCAサイクルを早く正確にまわし続け、
地に足をつけて、戦っていきたいと思います。
世界は狭い。
海外だからといって、
現地に媚びすぎず、
我々の強みを言語や文化に乗せて、
表現していきたいと思います。
そして、さらなる世界進出に向けて、
ここからの10年も
フルコミットしていきます。
日本発を世界へ。
